TE Connectivity
人間の指とロボットの指が光る電球に触れる様子

各国のAI導入状況に温度差

AIを長期的に導入している企業ほど、イノベーションを最優先課題と捉える傾向が強くなっています

大半の企業がAIを活用していますが、国によって導入の進捗には差があり、一部の国では他国よりも先行していることが明らかになりました。

中国や日本の企業は、AIを長期間活用している割合が高く、中国企業の60%、日本企業の51%が3年以上AIを導入していると回答しています。一方でドイツとインドでは、それぞれ67%、64%の企業が1年以上AIを使用していると回答しています。

AIを長期的に導入している企業ほど、イノベーションを最優先課題と捉える傾向が強くなっています(インド89%、中国81%、日本81%、ドイツ80%)。また、企業全体でAIを広く導入することで、そのメリットをより多く実感しています。例えば、中国のエンジニアとエグゼクティブの66%が「工場運営部門がAI導入の最大の恩恵を受けた」と回答しており、これは世界平均(49%)を上回っています。一方、インドでは、80%の企業が「製品開発が最もAI導入のメリットを受けた」と回答しており、こちらも世界平均(68%)を超える結果となりました。

米国企業におけるAI導入は、依然として他国に比べて遅れがちです。55%の企業がAIを導入して1年未満と回答し、3年以上活用している企業はわずか9%にとどまっています。また、米国企業の65%がイノベーションを最優先課題としていますが、これは世界平均の79%を下回っています。さらに、AIを導入しない企業の41%が、従業員の反発姿勢を最大の課題と考えており、これは世界平均(23%)を大幅に上回っています。

貴社はいつからAIを使用していますか?

3年以上
1年未満

インド

29%

36%

中国

60%

17%

ドイツ

38%

33%

米国

9%

55%

日本

51%

18%

TEの見解

デジタルデータネットワークス事業部プロダクトデベロップメント・エンジニアリング シニアマネージャーの小林勝彦が、AIをいち早く導入した国の一つである日本のAI活用について紹介します。

小林勝彦, デジタルデータネットワークス事業部プロダクトデベロップメント・エンジニアリング   シニアマネージャー

デジタルデータネットワークス事業部プロダクトデベロップメント・エンジニアリング シニアマネージャーの小林勝彦が、AIをいち早く導入した国の一つである日本のAI活用について紹介します。