TE Connectivity
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持続可能性に関する共通の取り組み

エグゼクティブとエンジニアが持続可能性に関する目標達成の責任の所在について意見が分かれると、目標の達成が困難になり、対立が生じる可能性があります

エンジニアとエグゼクティブは、持続可能性目標の達成にあたり直面する、企業の外部にある課題については、おおむね意見が一致しています。たとえば、持続可能な技術の不足やサプライチェーン全体での持続可能性を確保する難しさなどです。しかし、社内の問題に関しては、互いに相手側が十分な対策を講じていないと考えています。

エンジニアの70%以上は、持続可能性目標の達成方法についてリーダーが明確な方向性を示していないと回答しています。また、47%は、持続可能なソリューションを提案する際にエグゼクティブの反発に遭うことが多いと回答しています。

しかし、エグゼクティブは企業の技術力に懸念を抱いており、エグゼクティブの69%は、エンジニアのイノベーションの欠如が持続可能性目標の達成を妨げていると回答しています。

企業内で解決できる要素であるからこそ、これらの社内の課題の解決を優先する必要があります。

持続可能性目標を達成する上で、どのような課題に直面しているか

エグゼクティブ

Executive Icon

69%

エンジニアのイノベーション能力の欠如

エンジニア

Engineers Icon

72%

経営層から明確な方向性が示されないこと

TEの見解

「エンジニアが持続可能性の高い製品を開発すると、その製品はコストが高くなったり、性能が損なわれたりする可能性があります。このような場合に、ビジネス リーダーはエンジニアのイノベーション能力が足りないことが原因と指摘する可能性があります。エグゼクティブは、持続可能性と事業目標の両方を完全に達成することができるソリューションが、現時点で非常に限定されていることを理解することが重要です。エンジニアは、新製品を設計する際、ビジネスが資金面でも持続可能でなければならないことを念頭に置く必要があります。そして、ビジネスリーダーは、持続可能性と事業性のバランスがどこにあるべきかというメッセージを明確に発信する必要があります」。

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白井 浩史

シニアディレクター
アドバンスド・テクノロジー