December 12, 2017
接続およびセンサの分野で世界をリードする TE Connectivity (TE) はこのたび、新しく開発された光ファイバ フレックス回路用ケーブル アセンブリ製品を発表しました。コンパクトで堅牢な光ファイバ回路は、高速電子回路の実装に適したマルチファイバ管理ソリューションを提供します。カード対カード、バックプレーン用途向けに完全カスタマイズ可能な、TE の新しい光ファイバ フレックス回路は、航空宇宙や民間・軍用航空機、防衛システムなどの過酷な環境に適した堅牢性を備えています。
光ファイバ フレックス回路は、クロスオーバー結線によって応力を最小限に抑えながら、複雑な取り回し配列への対応能力を最大限に高めた、単一の堅牢な基板上に精緻に配置された多数のファイバで構成されています。1 本 1 本のファイバーを封入する薄いフィルムによって、過酷な環境に対する保護性能を向上させるとともに、貴重なスペースを節約する高密度実装を可能にしています。コンピュータ数値制御 (CNC) マシンを使用した光ファイバー回路ルーティングによって、耐久性の強化と挿入損失低減を実現しました。
「新しい多目的光ファイバ回路は、航空宇宙や防衛分野の多彩な用途を想定して設計されています」と、TE Connectivity の Aerospace, Defense & Marine 部門 Product Manager、Christophe Prel は述べています。「ケーブル アセンブリ製品の設計・接続・ルーティングにあたって複数のオプションを提供することで、性能を最大限に高め、ニーズに合わせたソリューション設計を支援するための自由度を設計者に提供します」。
光ファイバ フレックス回路では、限られた空間で多数のファイバ管理を実現することにより、ルーティングを簡略化しています。最高 12 層まで積層可能で、最高 6 回までのファイバ交差に対応できます。