注目の製品: TE Connectivity P クランプ

接続およびセンサの分野で世界をリードする TE Connectivity (TE) は、ロック機能と取り付け機能を備えた新しい P クランプを発表しました。これにより、電気系と流体系の構成を見直す柔軟性がもたらされます。TE の P クランプは独立した取り付け機能とロック機能を持つ設計になっており、標準の AS21919 P クランプと比較してアセンブリ プロセスの早期の段階で取り付けることができます。

TE の P クランプによりケーブル アセンブリの取り付け時に工具やハードウェアが不要になるため、取り付けが容易になり、作業時間が短縮されます。また、取り付け用工具が不要なため、異物残渣のリスクも低減されます。P クランプはクイック ロック機能を取り入れた設計になっており、クランプを取り外すことなく、必要に応じて迅速に開閉できます。

TE の P クランプは軽量な航空宇宙グレードの PEEK (ポリエーテルエーテルケトン) ポリマ製で、10 種類のサイズで 21 種類の標準 AS21919 P クランプと同じ範囲に対応します。PEEK の採用により、金属製の P クランプと同等の物理的強度を維持しながら、25% の軽量化が実現されています。

TE の Aerospace, Defense and Marine 部門で製品マネージャを務める Tyler Weber は、「当社の新しい P クランプは、標準の P クランプが持つ設計上の障害が取り除かれており、エンジニアやオペレータに柔軟性をもたらす機能を備えているため、次世代のハーネス アセンブリの実現に役立っています。取り付けの容易さと軽量という特徴も持ち合わせているため、堅牢性を犠牲にすることなく、汎用性とシンプルさを求めるお客様に最適な製品となっています」と話しています。

TE の P クランプは、商用航空機・軍用航空宇宙・軍用車両・船舶・産業車両・鉄道・自動車など、幅広い用途におけるケーブル ハーネスの取り付けを目的として設計されています。