HV 車両間のジャンパー電線
TE Connectivity のジャンパー電線は、高電圧屋根上機器やパンタグラフ接続電線の車両間ジャンパーとして、低背で信頼性の高いメンテナンス フリーのソリューションを提供します。
業界をリードする Raychem 高電圧絶縁材と柔軟かつ強度を保持する柱との組み合わせによって、幅広い温度範囲において非常に柔軟で、厳しい高電圧鉄道環境に耐久性のある設計を実現します。 HVJL ジャンパー電線は高速鉄道と EMU に搭載される高電圧屋根上製品の一部として使用され、横方向、垂直方向、水平方向のあらゆる運動を吸収する高度な柔軟性を備えています。ジャンパーはサポート碍子に、または直接高電圧電線のセルフサポート結線に取り付けることができます。
特長
- 鉄道環境での用途に最適化された 15/25 kV 屋根上車両間ジャンパー電線。
- フラッシュオーバのリスクを低減し、 偶発的な接触を防止する絶縁された二層構造
- 接続を絶縁するオプションのプッシュオン ブーツ
- 完全密閉により湿気の侵入と氷溶着を防止
- 低背化によるクリアランスの向上 風圧抵抗の最小化
- コイル状の形態により最小限のスペースで大きな屈曲幅を実現
- 幅広い動作温度範囲に対応
- 寸法を各用途に合わせてカスタマイズ可能
- 耐衝撃性
- 軽量
- メンテナンス フリーによる総合的なライフサイクル費用の低減
製品群
車両間ジャンパー電線 - タイプ C
TE Connectivity タイプ C ジャンパー電線は、高電圧屋根上機器やパンタグラフ接続電線の車両間ジャンパーとして、低背で信頼性の高いメンテナンス フリーのソリューションを提供します。タイプ C ジャンパーは 15 および 25 kVac での使用に適しており、柔軟性と省スペース性の最適な組み合わせを実現します。最大 600A (30°C) の定格電流が利用可能です。さらに高い電流が必要な場合は、複数のジャンパーを使用できます。
車両間ジャンパー電線 - タイプ E
TE Connectivity タイプ E ジャンパー電線は、高電圧屋根上機器やパンタグラフ接続電線の車両間ジャンパーとして、低背で信頼性の高いメンテナンス フリーのソリューションを提供します。750 Vdc ~ 25 kVac での使用に適し、3 方向の座標軸に沿った動きが必要かつ、大きさや低背化を問わないような用途に適しております。最大 2000A の電流容量までの各種導線サイズが用意されています。
車両間ジャンパー電線 - タイプ F
TE Connectivity タイプ F ジャンパー電線は、高電圧屋根上機器やパンタグラフ接続電線の車両間ジャンパーとして、低背で信頼性の高いメンテナンス フリーのソリューションを提供します。タイプ F ジャンパーは 750Vdc から 25kVac での使用に適し、移動が比較的小さく主にジャンパーが平坦である場合に最適です。最大 2000A の電流容量までの各種導線サイズが用意されています。
カスタム設計サービス
TE は、用途に合わせてオーダーメードのジャンパー電線をご提供する、完全設計サービスを提供します。車両設計者には、 次の情報を提供していただきます。
- 車両端間の距離
- 運行中に予想される可動域
- 運行中の可動の頻度
- 電流容量要件
TE Connectivityは、用途に合わせて最適なジャンパー電線を設計します。2D または 3D CAD モデルをご提供できます。
試験
HVJL ジャンパー電線アセンブリは、 各種認定試験の対象となっています。
- 屈曲寿命試験
- 高電圧耐久試験
- 電流循環熱試験
- 衝撃および振動
- 電線両端への機械的サイクル
- 低温屈曲性
試験のレポートは必要に応じてご提供します。