持続可能性活動
当社の中国チームは、国内の 3 か所の施設で屋上ソーラー パネルの設置を完了し、その他の施設でも設置が進んでいます。
このプロジェクトは、温室効果ガス排出の啓蒙に貢献し、2030 年までにスコープ 1 および 2 の温室効果ガス (GHG) 絶対排出量を 70% 以上削減するという当社の目標を前進させます。
持続可能性は当社の事業目的における重要な要素であり、当社の成長とイノベーションに欠かせません。当社は「2025 年までに消費電力の 80% を再生可能エネルギーから調達し、2030 年までにスコープ 1 および 2 の GHG 絶対排出量を 70% 以上削減する」という目標を掲げており、その目標に向けて既に大きく前進しています。2022 年度から 2023 年度にかけて、購入したエネルギーからのスコープ 1 直接排出量を 23%、スコープ 2 間接排出量を 46% 削減することに成功しました。中国チームは、この進歩をさらに推進するためにさまざまなプログラムを模索しており、最近では複数の施設に屋上ソーラー パネルを設置することで素晴らしい成果を上げました。
中国施設チームが率いる青島アプライアンス工場では、2022 年に当社初の屋上太陽光発電プロジェクトが実施されました。同チームは 2023 年末までに中国のさらに 2 か所の施設にソーラー パネルを設置し、これをグリーン エネルギー発電用の電力網に接続しました。昆山にあるエネルギー工場の太陽光発電プロジェクトでは、4,200 平方メートルの太陽光発電パネルが設置され、エネルギー容量は 0.6 メガワット (MWp) に及びました。これにより、年間約 427 トンの CO2 削減が見込まれています。また、上海アプライアンス施設でも、屋上太陽光発電プロジェクトが稼働を開始しました。約 1,300 平方メートルの太陽光発電パネルが設置され、年間約 0.2 メガワット時 (MWH) の再生可能エネルギーを発電できます。このプロジェクトは、初年度に約 84 トンの炭素排出量を削減することが期待されています。
「上海施設の電力接続により、中国の太陽光発電プロジェクトの総設備容量は 2.4 MWp、屋根利用面積は計 21,500 平方メートルに達し、2,000 トン以上の炭素排出量を削減しています。」中国の施設マネージャで、同地域の太陽光発電プロジェクトを率いる Shaojie Yu はこのように語ります。「同時に、TE の中国施設で初めてソーラー パネルを設置した青島アプライアンス施設では、2023 年 10 月でソーラー パネルの使用期間が 1 年を迎え、この期間に実際の炭素排出量は 1,000 トン以上削減されました。」
青島アプライアンス施設は、屋上太陽光発電プロジェクトに着手した最初の施設であるだけでなく、中国で最も大規模にソーラー パネルが設置された TE 施設でもあります。「私たちは、中国で初めてソーラー パネルを設置した TE 施設であること、その後のプロジェクトの発展に役立つ経験や教訓を伝えられることを光栄に思います。」青島アプライアンス施設のビジネス サポート マネージャ兼太陽光発電プロジェクトのリーダーである Zhemeng Liu はこのように語ります。「昨年は、すべての指標が本プロジェクトの順調な進行を示していました。これはコスト管理と環境への影響を低減する取り組みの両面において価値のあるプロジェクトであると言えます。」
青島、昆山、上海の施設に加え、厦門インダストリアル施設と濰坊産業・商業輸送施設の太陽光発電プロジェクトも活発に進行しています。中国チームは、TE が今後もさらに大幅な温室効果ガス削減目標を達成していく中で、屋上ソーラー パネル プロジェクトがその一助となることを期待しています。