TE Connectivity は、Raychem RSTF セパレート コネクタによって再生可能エネルギー源の効率性と設計の柔軟性の向上を実現
公開
07/29/21
オットブルン、ドイツ
May 10, 2022
TE Connectivity は、Raychem RSTF セパレート コネクタによって再生可能エネルギー源の効率性と設計の柔軟性の向上を実現
コンパクトな開閉器内でも容易に施工が可能で、66 kV 送電網の拡張を実現する Raychem RSTF セパレート コネクタ
電力供給事業者が従来のエネルギー源から再生可能エネルギーに転換を図るには、コスト削減により価格競争力を高めた効率的で高性能な送電網の構築が鍵となります。コネクタとセンサの世界的リーダーであるTE Connectivity はこのほど洋上風力発電所、洋上変電所、および太陽光発電所用途向けの 72.5 kV 高電圧コネクタの新たな製品群を発表しました。
新しい Raychem RSTF セパレート コネクタは、ブッシング Type F (EN 50673 準拠) の開閉器と変圧器に対応するアウター コーン 遮蔽型 T コネクタです。最大電圧 72.5 kV、最大連続定格電流 1,800 A で、断面積 70 ~ 1,200 mm2 のケーブルに対応します。また、コネクタ本体とカップリング用コネクタに加え、機器の過電圧による損傷を防止するサージアレスタのラインアップがあります。
設計の柔軟性を兼ね備えた信頼性の高い製品性能
EN 50673 に準拠した 新しいTコネクタは、IEC 60840 にて試験されており、大きい振動、湿度、過酷な気候条件といった洋上風力タービンの要件を満たす最適化された性能と堅固さを発揮します。さらに、Raychem RSTF コネクタはメンテナンスが不要で、特殊な工具を使わなくても1人で効率的に施工が可能です。直線接続材、固定フレーム、さまざまな用途に対応する各種プラグ、試験用部材など充実した製品群を取り揃えています。
「当社はエネルギー事業において 60 年以上の経験を有し、お客様に優れた製品を提供するだけでなく、コンサルティング、設計、試験、施工に関する包括的なサポートを提供してきました。」と、TE 高電圧ケーブル付属品の製品マネージャーの Ariela Busato は述べています。「Raychem RSTF は、施工前および試験前にサービスをご提供することにより、お客様の機器への投資を最大限保護します。これには、標準的なケーブル接続材だけでなく、十分に検証されたセパレートコネクタも含まれます。」とも語りました。
開発段階では、新しいコネクタはガス開閉器内で試験され、 66 kV インターアレイ技術で最新世代に必要なコンパクトさと高性能を実現しました。また、特別な接地システムが必要ですが、TE はコネクタをコンパクトな開閉器の盤内に簡単に設置できるよう施工手順を考案、検証し、適合させました。
より効率性を高めるカスタマイズされたサポート
「再生可能エネルギーの需要は増加しており、かつ、プロジェクトはそれぞれ異なります。」と Ariela Busato は述べています。また、「接続のパートナーとして、タービンや 太陽光パネルから送電網、変電所、蓄電池に至るまで、カスタマイズされた製品仕様に完全に適合するカスタム ソリューションを提供することでお客様をサポートしています。その結果、新しい Raychem の製品群は、洋上風力発電所や他の再生可能エネルギー源に対し、柔軟性、信頼性、競争力を将来付加するでしょう」とも述べています。
OEM開閉器や変圧器と互換性のあるインタフェース ブッシング タイプFを含め、Raychem RSTF セパレートコネクタの全製品群は世界中で入手可能です。詳細については、TE.com/rstfをご覧ください。