環境への配慮
環境を守ることは人類の未来を守ること : TE Connectivityは、1940年代から環境に優しい製品作りを実践しています。
活動概要
弊社の環境・安全衛生方針についてはこちらのPDFドキュメントをご覧ください。
具体的な取り組み
環境負荷物質への対応 :
昨今の環境負荷物質規制は、ELV指令や改正RoHS指令等の有害物質規制からREACH規則のようにリスク管理へとシフトしています。
また、規制物質は年々、追加されREACH規則SVHC(高懸念物質)は最終的に1500物質を超えると言われています。
TEConnectivityは、こうした公的規制の強化にタイムリーに対応するため、TE Connectivity Homepageより、弊社製品の環境準拠情報を検索するシステムを公開しています。
検索ツール:
製品コンプライアンスのチェックとSoC (適合宣言書) の入手 :
任意製品のRoHS、ELV、REACH、および中国RoHS、低ハロゲン含有量に関する環境準拠情報を確認し、適合宣言書と安全性データシート*をダウンロードします。
0.1%を上回るREACH SVHC (w/w) のTE PN (TE.com で見つからない)
リンク先のスプレッドシートで、TE Connectivity のeCatalogに表示されない型番(閾値を超えるSVHCが含まれている場合)のREACH情報を確認することができます。
改正RoHS指令(RoHS2)
(DIRECTIVE 2002/95/EC OF THE EUROPEAN PARLIAMENT AND OF THE COUNCIL of 27 January 2003 on the restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment)
2003年2月にWEEE指令と 共に公布、2006年7月に施行されました。日本語では、電気・電子機器に含まれる特定有害物質の使用制限に関する欧州議会および理事会指令となります。 Restriction of Hazardous Substances(危険物質に関する制限)の頭文字からRoHSと呼ばれています。RoHS指令の施行にともない、2006年7月1日以降、EU加盟 国内において、以下の物質が指定値を超えて含まれた電子・電気機器を上市することはできなくなりました。
1. 鉛:1,000ppm以下
2. 水銀:1,000ppm以下
3. カドミウム:100ppm以下
4. 六価クロム:1,000ppm以下
5. ポリ臭化ビフェニル (PBB):1,000ppm以下
6. ポリ臭化ジフェニルエーテル (PBDE):1,000ppm以下
2015年6月4日、2011/65/EUのAnnexⅡを置き換える2015/863が公布され、フタル酸エステル類4物質がRoHS2(改正RoHS指令)に追加されました。
規制開始時期は以下のとおりです。
・カテゴリ1~7、11:2019年7月22日(家電製品一般)
・カテゴリ8、9:2021年7月22日(医療機器・大型監視制御機器)
規制物質は以下の4物質です
7. フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP):1,000ppm以下
8. フタル酸-n-ブチル=ベンジル(BBP):1,000ppm以下
9. フタル酸ジ-n-ブチル または フタル酸ジブチル(DBP):1,000ppm以下
10. フタル酸ジイソブチル(DIBP):1,000ppm以下
対象製品は、全ての構成部材の均一素材で10物質の含有率を閾値以下にする必要があります。 なお、適切な代替手段がない場合などには、一定の範囲で適用が免除される除外規定もあります。
*TEの電気・電子機器についてはRoHS指令(RoHS2)に準拠しております。
*改正RoHS指令の原文は、以下のURLで確認することができます。
環境物質情報の提供方法
TE Connectivity では環境負荷物質情報において、IMDS及びchemSHERPAを使用しております。
詳細は下記の説明とリンク先をご参照ください。
IMDS
-
IMDS(International Material Data System)
IMDS(International Material Data System)は、自動車産業界向けのマテリアルデータシステムです。このシステムはアウディ、BMW、ダイムラー、EDS(2008年に買収されDXC Technologyに なりました)、フォード、オペル、ポルシェ、フォルクスワーゲン、スウェーデンのボルボ各社の協働により開発されました。その後、その他の自動車メーカーがIMDSコミュニティに参加され、さら なる自動車メーカーの参加も検討されています。 IMDSでは、自動車の製造に使用された全材料がデータとして管理されます。自動車製造メーカーおよびそのサプライヤは、この システムを使用することにより、国際的な標準、法律、規則により課せられた義務を果たすことが可能となります。(引用 IMDS Information Pages)
chemSHRPA
-
chemSHRPA
chemSHRPAは、経済産業省主導で、2015年10月にリリースされた製品含有化学物質情報を伝達するためのデータ作成支援ツールの名前です。成形品の「質量」「部位」「管理対象法規に該当する物質の含有有無・物質名・含有量・成形品当たりの濃度」などの情報を記載し、川上企業から川下企業までサプライチェーン全体に伝達するために使用されます。