航空宇宙用途に対応する軽量接続
TE Connectivity (TE) の Copalum Lite シール端子と接続製品は、30 年に渡って民間航空宇宙産業に信頼性の高い接続を提供してきた、長年の実績があるドライ クリンプ技術を特徴としています。新しい最適化された設計により、銅および鍛造端子に比べて重量が最大 60% 軽減されています。
July 07, 2015
米国ペンシルベニア州ハリスバーグ – 2015 年 7 月 7 日 – 接続ソリューションの世界的リーダである TE Connectivity (TE) は、銅端子に比べて最大 60 % の重量軽減および鍛造アルミニウム端子に比べて最大 53 % の重量を軽減した、新しい Copalum Lite シール端子と接続製品を発表しました。この新しい端子は、30 年に渡って民間航空宇宙産業に信頼性の高い接続を提供してきた、長年の実績があるドライ クリンプ技術を特徴としています。
「航空宇宙用途の相互接続ソリューションを設計する際、重量の削減は常に重要です」TE のグローバル航空宇宙、防衛、& 船舶部門のプロダクト マネージャ、Steve McIntire はこう語ります。「当社は長年の実績がある Copalum 設計を採用し、以前の設計に比べて大幅に重量を削減した端子と接続製品ファミリを開発しました。」新しい端子はアルミニウム ベースの金属によって軽量化しており、肉厚が最適化され電線用 バレルが短くなっています。
グリース を使用しない Copalum のドライ クリンプ技術により、導線接続や電線 シールを単一工程でクリンプでき、効率的で信頼性が高くクリーンな作業が可能です。端子のフィルム状クリンプ バレルがアルミニウム酸化皮膜を裁断し、永続的に酸化皮膜ができない接続を形成します。単一クリンプ工程は、電線 シールのための 2 次クリンプ工程が不要になるため、作業コストが低減できます。バレル は十分ゆとりのあるサイズに設計されていますので導線の挿入が容易になり、作業効率の向上が期待できます。
TE の Copalum Lite 端子は柔軟性のある設計選択が可能になります。1 つまたは 2 つの接続穴端子を、ストレートまたは角度付きにお客様仕様対応が可能なので、ほとんどのお客様の用途に適合できます。
この新しいシール端子は、導線水入防止型電線のシールにも適しており、500 時間の塩水噴霧にも耐えられます。175℃ の動作温度定格を持つこの端子は、民間航空機、無人車両、電源供給電線はさることながら、航空宇宙用途にも理想的です。