TE NEWS: TE Connectivity が初の医療機器向けプロトタイプ製作センターを開設

コネクタとセンサの世界的リーダーである TE Connectivity Corporation (TE) は、ゴールウェイ (アイルランド) の製造拠点に、医療機器を対象とした PROPELUS^TM Prototype Center を開設しました。

500 万ドルの費用をかけて開設されたプロトタイプ製作センターが、TE のエンジニアとお客様を直接結び付け、救命と生活改善を目的とした医療機器の開発時間を短縮し、市場投入までの時間を短縮します。

毎分 120 人以上もの患者が、TE のテクノロジーを搭載した医療機器で治療を受けています。TE のゴールウェイ拠点では、詰まった心臓の動脈を開くために使用する冠動脈ステントや、脳動脈瘤の治療に使用する神経血管コイル、低侵襲性カテーテルの金属シャフトなどについては世界中のデマンドをほぼ満たしています。

PROPELUS^TM Prototype Center は、ビルド・トゥ・プリント サービスや短納期でのプロトタイプ製作対応、3D プリンティングなど、高度なエンジニアリング能力を備えています。TE のエンジニアはお客様と協力して、コンセプトの具現化に取り組みます。また、お客様に訪問していただき、詳細な商品化の提案とともに、プロトタイプ現物をお持ち帰りいただけます。TE は、お客様の最終製品を TE のグローバルな生産拠点で製造し、サプライチェーン管理の支援も可能です。

PROPELUS^TM Prototype Center の開設について、Operations 部門で Director を務める Mark Gill は、「考え方はシンプルで、高品質なプロトタイプ品をできるだけ早くお客様の手元にお届けするということです。製品開発と製造のスピードを向上させることで、TE はお客様がより効率的なペースで先進的な治療法の革新と標準化を進められるよう支援します。これが最終的には、患者さんの治療をより良いものに変えていくのです」と話しています。

そして「当社の Propelus Prototype Center のエンジニアは、お客様のプロジェクトへの対応に余裕があるときは、未来に向けた革新を進め、新しい治療法への注視を維持しながら、今日だけでなくこれからも時代の最先端を走れるようにしています」と続けています。