TE Connectivity は、組み立て作業を短縮してネットワーク性能を向上させる、水平型 X コード M12 コネクタを発表します。
公開
06/06/19
ダルムシュタット、ドイツ
2019 年 6 月 6 日
接続およびセンサの分野で世界をリードする TE Connectivity (TE) は、幅広い鉄道用途の現場組み立て作業に対応する、きわめて高い耐久性を備えた X コード M12 水平型コネクタの発売を開始しました。この新しいコネクタは、過酷な環境においても、安全かつ確実な最大 10 Gb/秒のデータ伝送速度を実現します。鉄道用途における鉄道車両用材料燃焼規格である欧州規格 EN 45545 に適合しており、O リングの使用により IP67 保護等級の防水・防塵性能を備えています。
M12 水平型コネクタは、360° シールド性能を備えています。高さわずか 42.5 mm のきわめてコンパクトな設計で、限られたスペースの中に取り付けできます。コネクタとケーブル間の接続を最適化するため、コネクタとケーブルの各組み合わせは整合済みです。部分的に事前組み立てされたコンポーネントとケーブル ジャケット圧着による簡単な取り付けにより、他のコネクタに比べて現場における最終組み立て作業を 30% 短縮することができます。
ジャケット圧着には多くの利点があります。また、ケーブル破損を削減して、メンテナンスの必要性を低減します。さらに、クリンプ インサートにより、ケーブル編組を接続するための安定した表面が提供され、全周シールドを維持してネットワーク障害を最小限に抑えることができます。
TE Connectivity Industrial 事業部の Product Manager、Egbert Stellingaha は、次のように述べています。「現代の列車に搭載されているセンサ・乗客情報システム・カメラ・Wi-Fi ネットワークなどのネットワーク機器は、すべてオンボード ネットワークに接続する必要があります。これは、密度の高い取り付け領域につながります。非常に低い取り付け高さを備えた当社の新しい鉄道用途向け水平型 M12 X コード コネクタは、狭いバックボーン アプリケーションで使用するためのコネクタです。」
新しい M12 水平コネクタの用途は、乗客の情報やエンターテインメント システムを接続するオンボード Ethernet ネットワーク、鉄道用ネットワークの監視システムなどが対象です。
詳細については、 www.te.com/usa-en/products/connectors/circular-connectors/standard-circular-connectors/intersection/m12-railをご覧ください。