HydraElectric 水中嵌合対応コネクタ
最新の産業標準と顧客仕様に従って設計、開発、テストが実施され、同様の標準で認証評価を受けています。この設計は、最小限の部品点数で多数の構成を組み立て可能なモジュラ構造を特長としています。パネル、バルクヘッド、スタブ プレートに業界標準のインタフェースを採用しているので、お客様のハードウェアに影響を及ぼさずに、現在の製品を HydraElectric 水中嵌合対応コネクタに置き換えることができます。
May 02, 2017
接続およびセンサの世界的先駆者である TE Connectivity (TE) は、このたび SEACON HydraElectric 水中嵌合対応コネクタの販売を開始しました。このコネクタは、ISO 13628-6 や API 17F SEAFOM などの最新の業界標準に従って設計、開発、テストが実施され、同様の標準で全面的な認証評価を受けており、遠隔操作無人探査機 (ROV)、スタブ プレート、手動モードで利用できます。4 回路、7 回路、または 12 回路によるモジュラ構造を採用しており、海中制御システムの電気ネットワーク、信号ネットワーク、配電ネットワークに多数の構成を実現します。
TE の HydraElectric コネクタは、海中制御システムの電源供給を対象として今後登場する業界標準に対応しています。頑丈な艦船システムでは、高速通信機能と動作電流範囲を管理する機能を備えたコネクタが必要です。DC1,500V と AC1,000V 双方のピン間電圧で認証評価を受けた HydraElectric コネクタは、銅ベースの高速 Ethernet 通信が可能で、CAN バス互換性などの Ethernet プロトコルの業界標準に対応しています。
TE Connectivity で Global Aerospace, Defense & Marine 部門のプロダクト マネージャを務める Bjørn Hallvard Lund は次のように述べています。「HydraElectric コネクタは、海底の油田とガス田の市場に向けた TE の製品群を補完するものです。これにより、TE のお客様は、光ファイバ伝送、電源伝送、信号伝送が完備したソリューションを 1 社の技術パートナーから購入いただけるようになります。」
TE の HydraElectric コネクタの設計は、パネル、バルクヘッド、スタブ プレートに業界標準のインタフェースを採用したことを特長としているので、最小限の作業で現状のハードウェアを交換、アップグレード、改修できます。
深さ 4,000 メートルの海中での使用を検証済みのこのコネクタは、圧力バランスを維持できるようにオイルを充填したデュアル バリアを備えています。また、陰極防食を使用しない耐腐食性も整っています。