TE NEWS: TE Connectivity が SnapEDA と提携し、デジタル モデルをリリース

今回の提携を通じて、25,000 点を超える新たなモデルをリリース

公開

02/14/18

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Rachel Quimby 
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rachel.quimby@te.com

プレス リリース

エンジニアは、無料の記号類やフットプリントを利用して、構成部品の設計に幅広く組み込むことが可能に。

SCHAFFHAUSEN (スイス) および サンフランシスコ (カリフォルニア州) (2018 年 2 月 14 日) -- コネクティビティおよびセンサの分野で世界をリードする TE Connectivity (TE) ならびに、インターネット初の回路基板設計用パーツ ライブラリ SnapEDA は、製品の市場投入をスピードアップさせるため、電子機器デザイナー向けに 25,000 点を上回る新しいデジタル モデルを提供することを発表しました。

デザイナーはこれまで、設計に含まれる個々のコンポーネントのモデル作成という時間ばかりを消費する単純作業に、何日もの時間を割かれていました。コネクタなど一部のコンポーネントは、標準とは異なる形状・極間・パッド・カットアウトによってモデル作成が特に難しくなります。

今回の新たな提携により、デザイナーは TE 製コンポーネント向けの PCB (プリント基板) フットプリントや記号類を無料でダウンロードできるようになり、貴重な時間を節約して、製品の最適化や技術革新に集中することができます。モデルは、Altium・OrCAD・Allegro・Eagle・PADS・DXDesigner・KiCadと互換性があります。

こうしたコンポーネントには、USB・フレキシブル プリント 回路・モジュラ・モバイル バッテリ・端子・ジャック コネクタといった広範に及ぶコネクタのほか、センサ・ヒューズ・開閉器・リレー・DC-DC コンバータ・サーミスタ・抵抗器・ダイオードが含まれます。

「TE Connectivity は極めて広範な製品ラインナップを提供しています。コネクタからセンサまでのあらゆるものについて、製品に必要な記号類やフットプリントを即座にダウンロードできるため、デザイナーは広範に及ぶ構成要素を滞りなく選択して、設計に組み込むことができます」と、SnapEDA の CEO である Natasha Baker は述べています。

「7,000 人を超えるエンジニアを擁する世界的なテクノロジー企業として、TE ではこうしたデジタル モデルがデザイナーにとっていかに重要であるかを熟知しています」と、TE Connectivity で Engineering Excellence の VP を務める David Sinisi は述べています。「SnapEDA との提携を通じて、当社のモデルを無料でご提供することによって、エンジニアがこれまでよりも簡単・迅速・便利に製品の最適化および市場投入を実現できることとなり、非常に嬉しく思います」

プロセスはシンプルです。TE Connectivity または SnapEDA のウェブサイトから目当ての製品を探し、モデルをダウンロードしてデザインにドラッグ アンド ドロップするだけで、モデルを利用できます。

SnapEDA ではモデルを提供するだけでなく、モデルが準拠している規格も把握できます。たとえば、フットプリントが TE Connectivity で推奨している寸法や産業規格 (IPC-7351B など) に従っているかが、デザイナーに分かる仕組みになっています。個々のモデルには、SnapEDA により特許申請中の検証チェッカーが自動生成したレポートが記録されており、製造時によくある問題の防止に役立ちます。

SnapEDA について

SnapEDA は、インターネット初の回路基板設計向けパーツ ライブラリです。回路基板設計にそのまま利用できる構成要素を自社のウェブサイト経由で提供する、あるいは PCB 設計ツール用プラグインを提供することを通じて、製品開発の所要期間を短縮し、デザイナーが製品の最適化や技術革新に集中できるようサポートしています。年間 50 万人を超えるエンジニアが SnapEDA を利用し、約 200 万 に及ぶ電子コンポーネントの評価に活用しています。利用分野は、医療機器から電気航空機あるいは電動飛行機まで、多岐にわたります。SnapEDA は米国カリフォルニア州のベンチャーキャピタル Y Combinator および民間投資家から出資を受けています。www.snapeda.comで詳細をご覧ください。