限界の無い照明器具
公開
03/19/19
ダルムシュタット、ドイツ
2019 年 3 月 19 日
接続およびセンサの分野で世界をリードする TE Connectivity (TE) は、屋外 LED 照明器具と照明器具の外側に設置されたセンシング・通信モジュール間の標準化された新インタフェースに適合する、コンパクトな新しいコネクティビティ ソリューションを発表しました。TE の LUMAWISE Endurance S コネクタ システムは、Zhaga 仕様書 18 要件に適合する標準化されたインタフェース接続で構成されており、照明器具に取り付けられたリセプタクルと電子制御装置のエンクロージャとして機能するベース・ドーム構成部品が含まれています。
この新しいコンポーネントを使用すると、ソケットを備えた照明器具の作成が可能になり、簡単に取り外して交換できる互換性のあるセンシング・通信モジュールが実現します。
センシング・通信モジュールは、通常 LED ドライバにセンサ入力を提供して、ネットワーク内の他の照明器具と通信を行います。
一体型シングル ガスケットを備えた新しいコネクタ リセプタクルは、一層シールで照明器具とモジュールを密閉します。内部配線には、定評のある Poke-In ワイヤ接続が使われています。モジュールが配置されていない場合は、耐衝撃性シーリング キャップを使用できます。
制御システムの電子機器はベース・ドーム構成部品に収納できます。ベース・ドーム構成部品は 2 サイズ (40 mm および 80 mm) の直径が用意されており、40 mm ドームは 2 種類の高さ、80 mm ベースでは 3 種類の高さからお選びいただけます。ドームの色は透明またはダークスモーク (グレー) です。ご要望に応じて異なる色もご用意できます。ベース・ドーム構成部品は、IP65 および IP66 等級の防水性能および最大 IK09 の耐衝撃保護定格を備えています。
センサおよび制御モジュールは、シーリングを制約することなく、上面、側面、下向きなどあらゆる方向に取り付けできます。また、シンプルなツイストロック機能を備えたモジュールは、わずか数秒で交換できます。
パートナー数社との共同開発による LUMAWISE Endurance S は、用途固有のドライバや制御ノードなど、包括的なシステムとしてご利用いただけます。TE は、LED 照明の構成部品標準化に取り組む照明業界の国際組織である Zhaga コンソーシアムとも密接な協力を図りました。
TE Connectivity の Product Manager である Jeroen Iedema は、次のように述べています。「この製品群の開発は、Zhaga コンソーシアムとの共同作業でした。その中で、当社の豊富な経験と専門知識を街路照明用コネクタに活かすことができました。新しい仕様書 Book 18 の開発の焦点は、屋外照明を開発する側、取り付ける側、さらにユーザと未来の都市管理システムに価値を生み出すことができる、新しい設計と機能性の可能性を実証することでした。」
また、Zhaga の事務総長を務める Dee Denteneer は、次のように述べています。「Zhaga 仕様書 18 で定義された標準化インタフェースにより、スマートな通信機能やセンシング機能に簡単にアップグレードできる、未来の拡張に対応可能な LED 照明器具が実現します。TE をはじめとする多くの企業がすでにこの仕様を製品開発に取り入れており、スマートな屋外 LED 照明器具市場が活発化されます。」