小型圧力センサは、体内の変化する環境で複雑な測定値を取得するように設計
公開
08/05/21
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TEセンサーズ 関口 慎悟
044-844-8127
sekiguchi.shingo@te.com
アメリカカリフォルニア州、ミルピタス
2021年8月5日
TE Connectivity、IntraSense超低侵襲型圧力センサで既存の医療機器に新たな機能を提供
小型圧力センサは、体内の変化する環境で複雑な測定値を取得するように設計
低侵襲性医療機器がますます小型でスマートになるにつれて、より良い患者の予後を改善するコントロールの効いた処置を支援するため、解剖学的に直接圧力モニタリングを組み込む必要があります。 このニーズに応えるため、接続とセンサの世界的リーダーであるTE Connectivity (NYSE:TEL、本社:スイス、シャフハウゼン;以下「TE」) は、IntraSense超低侵襲型圧力センサを発表しました。市場最小クラスの圧力センサであり、既存の機器に統合でき、体内の変化する環境においても複雑な圧力測定値を取得するように設計されています。
IntraSense超低侵襲型圧力センサは、カテーテルとチューブのサイズを変えずに、既存の機器に圧力機能を追加することができます。 従来、このサイズのセンサにケーブルを取り付けるのは非常に困難でしたが、TEは徹底した取り組みによりこのプロセスを自動化し、IntraSense用にケーブルを事前に取り付けることを可能にしました。
TEのシニア プロダクトマネージャーであるジャスティン・ゲイノー(Justin Gaynor)は次のように述べています。「今日、ほとんどの手術用機器には圧力感知機能がないか、圧力測定を外部センサにて行うため、測定の際に何らかしらの影響と大きな遅延が発生します。TEのIntraSense超低侵襲型圧力センサは、小さなスペースに圧力センシング機能を統合して、信頼性の高いセンシングソリューションをお客様に提供します。」
IntraSense超低侵襲型圧力センサの主な特徴は次のとおりです。
• 超小型フットプリント:IntraSenseセンサダイは750 μm × 220 μm × 75 μmで、市場で最も小型の圧力センサの1つであり、最小のチューブと針(1-フレンチサイズ)に適合します。 IntraSense超低侵襲型圧力センサの極小のサイズは、柔軟な設計を可能にし、より小さく、より軽量で、より人間工学に基 づく機器を実現し、ナビゲーションを簡易化して傷害のリスクを低減しながら身体へのアクセスを容易にします。
• 正確なユースポイント測定 : IntraSense超低侵襲型圧力センサは、医師にリアルタイムのデータを提供するユースポイント圧力測定を可能にします。 24時間あたりの一般的なドリフト<2 mmHg絶対最大値を実現するこのセンサを使用すれば、体内のどの部位でも正確な圧力測定が可能です。
• 容易な統合:IntraSense超低侵襲型圧力センサは、カテーテルまたはニードルの先端または側面に柔軟に取り付けられ、それ以上のカプセル化を必要とせずに体液(血液、脊髄液など)との直接接触が可能です。 抵抗MEMS技術とセンサがカプセル化されたワイヤ/パッド接合部が封入されているため、機器に組み込みやすい設計となっています。
• オプションのライトシールド: IntraSense超低侵襲型圧力センサには、光の感度受性を4倍分の1に低減するためのオプションのライトシールドがあり、狭い空間でも高いレベルの精度を実現します。これは、光の拡散に敏感な内視鏡向けアプリケーションには重要な要素です。
• 包括的な設計および生体適合性: IntraSense超低侵襲型圧力センサは、追加のゲルなしで使用するように設計され、滅菌中やセンサ検出部の金属露出時に脆化することはありません。 すべての部品は液体中でテストされ、システムレベルで高品質な統合を実現します。 このセンサは、部分的およびロット間の高い繰り返し精度を備え、ひょう量計画のための予測可能なスループットを提供します。
TEは、IntraSense超低侵襲型圧力センサにより、低侵襲治療デバイスを革新させる医療機器企業と協力して、よりよい治療結果をもたらし、次世代スマートデバイスを開発しています。
TEセンサーズの詳細については、te.com/sensorsをご覧ください。