TE NEWS: TE Connectivityが、微圧や超低圧を計測可能なSMI圧力センサを発表

産業用および医療用市場において近年高まっている、これまでサポート対象外であった低圧レンジを測定するニーズに対応

公開

07/13/20

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センサソリューション 関口 慎悟
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2020年7月13日 – 産業用および医療用市場では、低圧力センシング機能に対する需要が高まっています。HVACやガスフローから、持続陽圧呼吸療法(CPAP)、換気、患者モニタリング用途に至るまで、小さな圧力変化を検出する機能は重要な役割を担います。こうした需要には、高性能で、堅牢かつコンパクトなパッケージにより長期的な安定性を実現した圧力センサが必要です。TE Connectivity (TE)の、Micro-Electro-Mechanical Systems (MEMS)をベースにしたSMI圧力センサは、これらの需要に対応し、低圧レンジの測定を実現します。

TEのSMI圧力センサには、超低圧(SM9000)、低圧(SM7000/6000/5000)、および中圧(SM4000/1000)シリーズが含まれます。これらのセンサは、ピエゾ抵抗技術と信号処理を併用して、補正された出力を提供することにより、ゲージ圧と差圧を125 Pa(H2Oで0.5)の低圧まで検知できるようにします。これらのセンサは、非常に小さな圧力変化でも高精度(最大1%FSの合計エラーバンド)で検出できるため、長期的な安定性を実現しています。

 

柔軟な出力オプションにより、ユーザーは、用途要件に応じ、デジタル、またはデジタルおよびアナログの出力信号を選択できます。デュアル出力信号のオプションは、システムの安全性のための冗長性を提供し、増幅されたアナログ出力が、最速の応答時間を実現します。16ビット分解能のデジタルI2Cインターフェイスは、0.0038 Paの小さな信号を分析し、お客様が回路を追加する必要性を抑え、複数のデバイスを同じBUSに接続できるようにします。

 

小型デバイス向けに最適化されたSMI圧力センサは、コンパクトなハウジングに収められています。センサには、垂直または水平ポーティングを備えた標準のJEDEC SOIC-16パッケージ、または単一の垂直ポートを備えたユニボディ成形SOIC-10(SM4000/1000でのみ利用可能)があります。設置面積が小さく、取り付け方向に左右されないため、システム統合が容易です。軽量設計により、医療機器のポータブル化が可能になり、大型の産業用機器を小型化およびスマート化できます。


「TE Connectivityの包括的な圧力センサシリーズに、SMI圧力センサが加わって、シリーズを超低圧範囲に拡張できたことを嬉しく思っています。」TEのSMシリーズの製品マネージャーであるNick DePhillips (ニック・デフィリップス)氏は述べています。「当社は、医療用換気装置などの用途向けの圧力・流量検知、およびHVACRシステムのフィルター監視とVAVのために、精度が高く統合も容易なソリューションをお届けできるようになりました。」
 

TE について

TE Connectivityは、インダストリアル・テクノロジーリーダーとして、より安全で持続可能な社会の実現、より豊かな、つながる未来の創造に貢献しています。TEのコネクティビティおよびセンサーソリューションは、広範囲の分野にまたがり、パワー、シグナル、データの伝送を実現し、次世代トランスポーテーション、再生可能エネルギー、工場自動化、データセンターから医療技術に至る様々な産業の発展に寄与しています。8,000名の設計エンジニアを含む85,000名以上の従業員を擁するTE Connectivityは、『EVERY CONNECTION COUNTS』に基づき、世界約140カ国のお客様のビジネスをサポートし続けます。詳細はwww.te.com および LinkedIn、 Facebook、WeChat、 Instagram、 X(旧Twitter) をご覧ください。

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