TE NEWS: TE Connectivityが超小型デジタル温度センサTSYS03を開発

正確なデジタル出力と低消費電力を実現

公開

06/26/20

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センサソリューション 関口 慎悟
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センサによるデータ収集を可能、増大するデジタル化の需要に応えます

2020年6月26日- いま世界中で、産業用製品やコンシューマー製品のみならず、医療用製品においても、センサデータ収集のために、デジタル化が進められています。一定のデバイスはアナログ デジタル変換器と嵌合できますが、データがより精密な制御に使用されるようになるにつれて、市場ではより高精度で小型なだけでなく、より高い汎用性を持ち、より低価格なデバイスへの需要が高まっています。接続およびセンサの世界的なリーダーであるTE Connectivity (NYSE:TEL) の日本法人タイコ エレクトロニクスジャパン合同会社(本社:神奈川県川崎市)は本日、この新しいニーズに応えるため TSYS03を発売しました。超小型設計、精密なマルチチャンネルデジタル出力、低電力消費が特長の新しいデジタル温度センサです。

 

TSYS03には、TDFN8 (2.5mm x 2.5mm)と超小型のXDFN6 (1.5mm x 1.5mm)の2つの異なるサイズがあり、 スペースに制約があるアプリケーションに統合できるよう複数の構成オプションを提供しています。このサイズの極小性により、さらに低い温度での反応と迅速な温度読み取りが可能になります。また、ASIC設計の改良および小型化により、優れた価格対性能比も実現しました。

 

TEセンサ事業部のプロダクトマネージャーであるNoel Burke氏(ノエル・バーク)は、「TE Connectivityではお客様のニーズに合致するセンサソリューションを提供することが、私たちが行うすべての最前線にあります。」と述べています。「この新しいセンサTSYS03の開発によって、センサ分野における業界リーダーとしての当社の地位はさらに強固なものとなりました。本製品は、デジタル出力が必要で設置面積が限られる分野での用途を想定し、産業用、医療用、自動車向けおよびコンシューマー用などの多種多様なセクターで横断的に使用されます。」

 

TSYS03はデジタル出力を提供し、I2C通信バスを構成して、OEMがセカンダリまたは複数のI2Cアドレスを追加できるようにしています。さらに、TSYS03の供給電圧範囲は2.4V〜5.5Vに拡大され、自動車から他のバッテリー駆動デバイスまで幅広い用途の可能性を提供します。TSYS03は、消費電力が低い(スタンドバイモードで0.3µA未満)ため、バッテリーでのご利用が可能です。何年も充電やバッテリー交換なしで使用できます。