TE NEWS: TE Connectivity と ハーモニック・ドライブ・システムズ、コラボレーションで協働ロボットの性能向上に貢献

TE Connectivity（TE）と株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ（HDS）は、産業界全体で急成長している協働ロボットの需要に応えるため、安全性を向上するセーフティトルクセンサ搭載のハーモニックドライブ®を新たにコラボレーションで開発しました。

ハーモニックドライブ®は現在、オートメーション機器、ロボット工学、航空宇宙用途に不可欠なコンポーネントであり、社会に欠かせない機械伝動装置の役割を担っています。TE製の高精度セーフティトルクセンサとHDS製の高精度波動歯車装置が技術融合することで、お客様に満足いただける高精度トルクセンシング・軽量・コンパクト・大中空を実現します。

コラボレーションにより、下記の特徴にて協働ロボットに対し、高い安全性と信頼性を実現します。

• モーメント負荷がトルクセンサへ印加されにくい構造を採用。
• センシングにおいて、優れた再現性、長期安定性で信頼性に定評のあるMICROFUSED技術を採用。また、協働ロボット向けに最適化され、クロストークの影響を低減。
• セーフティトルクセンサは、ISO13849カテゴリ3 PLdに規定されている新たなレベルの安全要件に準拠。また、モジュールがコンポーネントレベルで認証されているため、システムの安全認証を取得が容易に。
• 本ユニットは、カスタマイズ可能なメカニカルインタフェースにより、お客様固有のアプリケーションニーズに簡単に合わせることができるため、開発時間を大幅に短縮するとともに、システムの高精度化を容易に。

TEセンサーズのグローバル戦略顧客ディレクターであるJohn Tuley（ジョン・トゥーリー）は、次のように述べています。「協働ロボットの需要が急増しており、人間の周囲で安全操作を行うことが必須になっています。TEのセーフティトルクセンサは、精度と速度を高めることで、機能安全を確保し、次世代の人間とロボットの協働への道を開きます。」

TEは、協働ロボットや産業用ロボット向けの幅広いセンシングソリューションを提供し、企業と共同開発する機会を歓迎します。お客様と共に、あらゆる段階で安全性、生産性、効率性を確保しつつ、産業オートメーションの新時代を切り拓くことに貢献していきます。