接続技術が実現する次世代モビリティ、MRデバイスで体験
公開
05/17/19
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次世代モビリティを実現するための接続技術
接続およびセンサの世界的なリーダーであるTE Connectivity (NYSE:TEL) の日本法人タイコエレクトロニクスジャパン合同会社(本社:神奈川県川崎市)は、本日、2019年5月22日から24日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展」に出展することを発表しました。「次世代モビリティを実現するための接続技術」をテーマに車載用コネクタおよびセンサを展示します。
先進運転支援システム(ADAS)に必要とされる車内外のデバイスの接続性をサポートするコネクタ、センサ、アンテナ技術の開発を行っているTEは、本展示会にて、車両から環境(V2I)、車両間(V2V)といったV2Xによる未来の通信に向けたTE製品をHoloLensを使用したMR(Mixed Reality)で紹介します。
こちらはTEの技術によって実現する次世代モビリティ社会を体験できるデモンストレーションとなっており、車両とクラウドの連携によるさまざまなデータの送受信、ヘッドアップディスプレイ(HUD)などのHMI(ヒューマンマシンインタフェース)、トラックの隊列走行など“CASE”(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)を支えるTE製品を紹介します。
●出展ブース:パシフィコ横浜・展示ホール 小間番号332
●講演会:展示会講演・第2会場 5月22日13時よりワークショップ開催
電気自動車やプラグインハイブリッド車を代表する次世代車両に対応するコネクタ製品について紹介します。特に、充電システムに対する世界の市場動向や規格等にも触れ、電動化の推進に向けた課題や動向などを交えてTEの取り組みや製品を紹介します。
●主な展示製品:
1、電気自動車・ハイブリッド車用コネクタ関連製品
TE製品は、北米自動車規格(USCAR)などの自動車規格に準拠し、国内外のEV/HEVにおいて数多くの採用実績を積み上げてきました。お客様の搭載条件に応じて、安全性、効率性、信頼性に優れた接続システムを提案しています。本展示会では、高電圧ユニット同士を接続するコネクタ等、インバータ、DC/DCコンバータ、エアコンに採用されている製品を紹介します。
2、車載用高速通信コネクタ
自動運転の高度化に伴い、カメラ、LiDAR, RADARといったセンサが高性能化することに加え、5GによるV2X通信等、一台の車が処理するデータ量が膨大になることが予測されています。自動運転の時代に、人とくるまの安全を確実なものとするためには、これらのデータをユニット間で途切れることなく確実に、かつリアルタイムに伝送することが必要です。TEの車載用高速通信コネクタは、上記のような高速データ通信を可能としながら、高速通信で問題となる耐ノイズ性を考慮した製品となります。本展示会では、最大9GHzの伝送が可能な同軸コネクタMATE-AXの他、100BASE-T1/1000BASE-T1に準拠したEthernet用コネクタMATEnetを展示します。
3、車載用ポジションセンサ、湿度センサ
TEではシート側のバックルスイッチや各種センサ機能と車両側の電源、信号をワイヤレスでコミュニケーションできるシステムを開発中です。このワイヤレスシステムにより、跳ね上げ式、脱着式等のより自由にレイアウトできるシートのベルト状態をモニターすることが可能となります。デモ機では50mmまでのワイヤレス通信が可能で、3つのバックルスイッチ/センサからの信号をLINで出力しています。本技術はシートベルト用途以外のワイヤレス給電/通信にも転用でき、安全性向上や自由度の高い快適な空間を実現するためのキーテクノロジーのひとつと考えています。 その他、位置センサ、温度・湿度センサ、圧力センサ等も展示します。
4、車載搭載ECU用0.5シリーズコネクタ
近年の更なるクルマの高機能化と共に、セキュリティや安全性の向上、デジタル化、自動化の流れがより顕著になってきています。この流れと同時にクルマ1台当たりのECUの数が増加しています。当社では業界最小クラスの0.5シリーズコネクタにより、ECUの車載搭載方式の多様化へ最適なソリューションをご提案します。防水製品については、EFI ECU向けに既存200極コネクタに加えて、248極コネクタを開発しました。非防水製品についても、SMT実装に対応した垂直タイプのコネクタをリリースし、製品展開に注力します。
人とくるまのテクノロジー展開催中に、TEのブースに是非お越しください。
先進運転支援システムの普及に伴い、車内外のデータを高速にやり取りする必要性が急速に高まっています。
TEでは高速伝送特性のみならず、信頼性、開発効率、コスト等、各アプリケーションに必要なバランスを考慮した接続ソリューションを実現します。