TE NEWS: TE Connectivity、「CEATEC 2019」に出展

Society 5.0を実現する最先端のコネクティビティやセンサーソリューション、モビリティ技術を紹介

公開

10/07/19

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「CEATEC 2019」に出展

接続とセンサー分野で世界をリードするTE Connectivityの日本法人、タイコ エレクトロニクス ジャパン合同会社(本社:神奈川県川崎市高津区、代表取締役社長(職務執行者):上野 康之、以下TE)は、2019年10月15日から18日まで幕張メッセ(千葉市)で開催される「CEATEC 2019」に、「Engineering the Journey to Air Mobility(エアモビリティを実現するエンジニアリング)」をテーマに出展します。


「Transportation(交通)」、「Industrial(産業)」、「Communications(通信)」の3つの領域における社会課題に対し、TEが国内外で展開する電子部品や製品、ソリューションの活用でどのように乗り越えるかを、体験型展示やデモンストレーションを通して紹介します。


【展示の見どころ】
・「メインステージ」、「Transportation Solutions(自動車、トラック、二輪向け)」、「Industrial Solutions(産業機器、工作機器向け)」、「Communications Solutions(データセンター、5G向け)」の4つのコーナーで、自動車、生活家電、医療、通信、航空・宇宙など、生活の至る所に採用されているTEのコネクティビティおよびセンサーソリューションを紹介
・空飛ぶクルマ「rFlight」体験コーナー:TEがスポンサーとなるrFlightチームは、「空飛ぶクルマ」によって人類の飛行手段を新たなレベルに引き上げることに注目し、その開発に取り組んでいます。特設ステージでは、超小型一人乗り飛行装置「空飛ぶクルマ」のモックアップを展示し、VRを活用した約3分間の飛行体験を実施
・HoloLensを使用したMR(Mixed Reality)で、V2I(車両から環境)、V2V(車両間)といった、V2Xによる未来の通信に向けたTE製品を紹介
・ヒューマノイドロボット「Cruzr(クルーザー)」による、ファクトリーオートメーションなどの産業装置全般を支える接続ソリューションの展示ボードの説明

 

主な展示内容
<メインステージ>
 ボーイング社がスポンサーを務める、国際コンテスト「GoFly(ゴーフライ)」への挑戦として、rFlightチームが開発を進める超小型一人乗り飛行装置「空飛ぶクルマ」をご紹介します。これは、垂直離着陸が可能で、燃料補給や充電無しに約32キロを飛行する、安全かつ静かな超小型一人乗り飛行装置です。来場者には、会場にて、VRを用いた約3分間の飛行体験を提供します。
 rFlightは、次世代交通システ「Hyperloop(ハイパーループ)」を、米国サンフランシスコからロサンゼルスにかけて設計する有力候補チームの1つ、「rLoop(アールループ)」に携わるエンジニアとデザイナーで構成された、グローバル規模のチームです。世界中から60名を超えるエンジニアが、空中モビリティの変革という1つのミッションの達成に向けて開発に参画しており、2020年2月にカリフォルニア州で実施される飛行に向けて現在も研究開発中です。
 TEは、グローバルテクノロジーリーダーとして、エンジニアリングアドバイザーやシリコンバレーキャンパス内のラボスペースへのアクセス、およびセンサーと接続ソリューションをrFlightに対して提供しています。
主な特長:
・デルタウイングデザインを採用し、垂直離着陸を実現
・コンピューター支援による半自律制御手段やインテリジェントユーザーインタフェースなど、航空宇宙や自動車のプラットフォームに共通する技術を設計に組み込むことで、直感的な操作を実現
・水平飛行を実現するために速度100ノット超(ほとんどのクアッドヘリコプターデザインよりも高速)で運行できるシステムを開発
・TEの圧力センサー、近接センサー、高度計、加速度計などを搭載し、安全かつ効率的な機体の操作を実現

 

<Transportation Solutions(自動車、トラック、二輪向け)>
・TEが開発する、ADAS(先進運転支援システム)に必要とされる車内外のデバイスの接続性をサポートするコネクター、センサー、アンテナ技術など、V2I(車両から環境)、V2V(車両間)といった、V2Xによる未来の通信に向けた製品について、HoloLensを使用したMRで紹介
・TEの技術によって実現する次世代モビリティ社会を体験できるデモンストレーションで、車両とクラウドの連携によるさまざまなデータの送受信、HUD(ヘッドアップディスプレイ)などのHMI(ヒューマンマシンインタフェース)、トラックの隊列走行などCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)を支えるTE製品を紹介

<Industrial Solutions(産業機器、工作機器向け)>
・少子高齢化社会における課題解決のキーテクノロジーである、ヒューマノイドロボット「Cruzr(クルーザー)」が、インダストリアル主要製品群を紹介
<Communications Solutions(データセンター、5G向け)>
・5Gネットワークの高速化・高性能化・広帯域幅に対応したデバイスを展示

その他
<米Fortune誌の 「Change the World」で、52社中4位にランクイン。2年連続選出を達成>
米ビジネス誌のFortune(フォーチュン)誌が2019年8月19日に発表した、事業を通じて社会に変革をもたらす企業ランキング「Change the World 2019(世界を変える企業)」リストにおいて、TE Connectivityがランクインしました(トップ52社中、4位)。昨年に続き、2年連続の選出となりました。
当ランキングは、年間売上10億米ドル以上の企業を対象に、「測定可能な社会的課題へのインパクト」、「業績」、「革新」、「企業統合」という4つの観点から、企業評価を行います。
今回、特に、低侵襲手術に用いる医療機器における社会への貢献度を評価され、選出に至りました。現在、世界中で毎分120名の患者がTEの技術を用いた医療機器による治療を受けています。TEは医療機器メーカーと共に、人体の複雑な動脈を自在に通過させる微細な精密機器を設計しています。一例として、ガイドワイヤー、マイクロカテーテル、およびデリバリーシステムにより、脳卒中の患者の血栓を除去し、血流を回復して再発作のリスクを最小限に抑える治療に使用される機器に組み込まれて、命を救うことと患者の生活の質の向上に不可欠です。昨年アメリカでは脳卒中に襲われた患者の25%以上がこれらの機器による治療を受けています。低侵襲手技について訓練を受ける臨床医が増えることにより、症例数はさらに増加する見込みです。

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