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他社に先駆けて
2015 Battery Show で実施された 3 回の Google ハングアウトにおいて、TE Connectivity (TE) のエキスパートたちが、センサやコネクタ システムの進歩から最新のアプリケーション ツーリングに及ぶ未来の自動車をターゲットとした技術について興味深い対話を交わしました。
TE は 2015 Battery Show に参加します。 展示場から生中継された一連の Google ハングアウトで、TE のトランスポーテーション ソリューション部門の技術戦略ディレクタである Steve Rohr が、TE の ハイブリッドおよび E モビリティ ソリューション (HEMS) 部門の上級マネージャ Ajay Bhargava、アプリケーション ツーリング グループの業界マネージャ Mike Emenheiser、および TE 自動車用センサ部門の上級マネージャ Scott Phillips と対談しました。
未来を感知する
センサの価値
成長への期待
ミシガン州ノバイ– 今日の自動車や軽トラックは、エンジン、トランスミッション、後部バンパーなどのさまざまな場所に平均 55 個のセンサを装備しており、危険な状況での運転手の保護からエンジンの性能や排気の監視に至るまで、あらゆることにセンサを利用しています。
TE 自動車用センサ部門の上級マネージャ Scott Phillips によると、現在の自動車の設計は安全性の向上、燃料効率の向上、低公害化、および重要な情報を運転手に知らせる機能に主眼を置いているため、2020 年式の車ではセンサの数が 65 個に増加する可能性が高くなっています。
「自動車用センサが話題になると、TE は非常に興奮します」。Battery Show 2015 で TE のブースから生中継された Google ハングアウトにおいて、Phillips はこのように語りました。「TE はこの分野に莫大な投資をしており、この分野は確実に成長しています。」
Phillips は、展示場で行われた 3 回のハングアウトの 1 つで、TE のトランスポーテーション ソリューション部門の技術戦略ディレクタ Steve Rohr と話をしました。Rohr は TE の ハイブリッドおよび E モビリティ ソリューション (HEMS) 部門の上級マネージャ Ajay Bhargava、およびアプリケーション ツーリング グループの業界マネージャ Mike Emenheiser とも対談しています。
Phillips は自動車用バッテリーに関して、TE はバッテリーの寿命や走行距離に影響を与える状況を監視することに重点を置いていると述べています。
「バッテリーとバッテリー管理については、バッテリーの健全性と充電状態を把握することが鍵となります」。Phillips は語ります。「センサはその算出において不可欠な役割を果たします。」
TE のセンサ技術の広範なポートフォリオには、位置、圧力、温度、湿度、力、流量、振動、液面、超音波などの測定が含まれます。
センサおよびセンサ関連システムの世界的な設計・製造企業である Measurement Specialties と、苛酷な環境に適した高性能センサのスペシャリストである American Sensor Technologies (AST) Inc. を買収したことで、TE はインテリジェントで効率と性能に優れたセンサ ソリューションを幅広くご提供できるようになりました。
「この買収によって、TE Connectivity はセンサ分野全体をカバーできる体制になりました」。Phillips は語ります。「私たちは完全に 1 つになり、ワイヤ端末までつながるセンシング要素を提供します。そして苛酷な環境では、堅固な接続を確実に実現する信頼できるパートナでもあります。」
興奮を駆り立てる
産業イノベーション
電流を保護
デトロイト郊外のノバイで 3 日間開催される Battery Show は、バッテリーの最新の技術進歩を展示する場です。 このイベントには、世界中の企業から技術リーダ、科学者、エンジニア、プロジェクト リーダ、購買担当者、上級エグゼクティブが集結します。
TE のハイブリッドおよび E モビリティ ソリューション グループの事業開発上級マネージャ、Chad Taylor は、Battery Show は産業顧客や潜在顧客と話をする重要な機会となると述べています。
「Battery Show は、来場した人に TE を新しい視点から眺めるきっかけを与えます」。イベントの終了後、Taylor はこのように語りました。「TE を単なるコネクタの会社と思っている人もいるかもしれません。そのような人たちは、TE がバッテリーの接続や保護でいかにすばらしいことを成し遂げていて、センサ製品で何を実現しているかを知ることができます。」
Bhargava は Rohr とのハングアウトで、TE のハイブリッド車および電気自動車用途への取り組みは業界のさまざまなニーズにわたる製品を開発することに目を向けていると述べました。「私たちは低電流から高電流に及ぶポートフォリオを開発しています」。彼は Rohr に語りました。「それは小型車で使われることもあれば、バスの部品になることもなります。」
さらに Bhargava は、TE は北米、中国、日本、韓国、ヨーロッパなどの世界中の製造拠点から製品を迅速に納品できると語りました。
TE は、ハイブリッド車および電気自動車に関連するデータと電力のフローを安全に接続および保護するため、コネクタ、リレー、ハーネス、コンタクタ、およびディスコネクトを豊富に取り揃えています。TE の自動車製品は軽量車および重量車で実証されており、その技術には高電圧の発電に携わってきた数十年の経験が生かされています。
「この業界で TE は革新的であろうとする傾向にあります」。Bhargava は語ります。「単にじっと座っていることができないのです。未来への道を進むとき、それが興奮を駆り立てます。」‘’
Battery Show で TE は、低電流/中電流/高電流コネクタ システム、リラクタンス型レゾルバ、サービス ディスコネクト、湿度センサ、温度センサなどのさまざまな HEMS 製品やセンサ製品を展示しました。
「TE は自らの観点から分野を細分化しました」。Bhargava は語ります。 「今やインフラがあり、コネクタがあり、バッテリーマネージメントがあり、バッテリー充電があります。これら 4 つの分野すべてにおいて、TE は未来のために投資しています。」
数十グラムも疎かにしない
適用工具
「仕事を成し遂げるツール」
Rohr とアプリケーション ツーリングの Emenheiser は、アルミニウムと LITEALUM クリンプ製品に関する TE の取り組みについて話しました。LITEALUM ワイヤ クリンプ結線技術は、新しく発表された耐久性の高い全自動ソリューションを提供する技術です。
「アルミニウムはコストを削減して車両を軽量化する手段となります」。Emenheiser は語ります。 「それは主要な原動力です。数百グラムでも軽量化できれば、車両ライフにわたる燃料の節約と排気ガスの削減につながります。」
Emenheiser は TE のブースから展示中の LITEALUM 圧着技術を実演し、被覆除去モジュールを装備した TE 5K ターミネータと TE の OCEAN アプリケータを使用して 2.5 mm2 のアルミニウム ワイヤに LITEALUM 端子を圧着しました。
アルミニウムを使用する主な利点は 2 つあります。それは材料コストの削減と、銅よりも質量が小さいことです。 アルミニウム配線を使用した場合、中型自動車の配線ハーネスを 2 ~ 3 kg 軽量化できます。これにより、燃料消費が節約され、汚染排気ガスも削減されます。 アルミニウムにはさらに、ハイブリッド車や電気自動車のような代替ドライブ トレーンを搭載した自動車やトラックにおいてモータドライブ モードの走行可能距離を伸ばす利点もあります。
「新製品が開発されるたびに - 適用工具を準備し、お客様の用途を満たさなければなりません - ツーリング グループでは高品質なソリューションによって確実に目的を成し遂げるシステムやツールを提供します」。Emenheiser は Rohr にそう語りました。
TE は、ワイヤ ハーネス生産とプリント基板加工の分野において長年にわたり先駆者的役割を果たしてきました。端子の圧着、コネクタの基板への圧入など、TE ではお客様の生産ニーズと予算に応じた最適な機器を幅広く取り揃えています。TE の機器とサービスは、生産設備の稼働時間を最大限に高め、ツーリングの耐用年数を延ばし、製造に伴う廃棄物を最小限に抑えるように設計されています。
「Battery Show が TE アプリケーション ツーリングにとって重要な理由は、TE の価値提案をデモで実演できるためです」。Emenheiser は後でこのように語りました。 「TE は単なるコネクタ メーカではありません。 高度に設計されたソリューションやパートナシップを実際に提供しています。 端子、コネクタ ハウジング、アプリケーション ツーリングはいずれも、製品の最終的な品質と性能にとって重要な要素です。 他社の工具を使用すると、性能不良や早期故障の原因となることがよくあります。」