山中を走るオーストリアの鉄道

ケース スタディ

保護こそが我々の使命

TE Connectivity (TE) が提供する頑丈で信頼性が高く、取り付けやすい Raychem 野生動物および設備保護製品は、絶滅危惧種のフクロウを致命的な感電から守りつつ、鉄道網での停電を防ぐオーストリア連邦鉄道 (ÖBB) の取り組みを支えています。

野生動物および設備保護のパイオニア

絶滅危惧種であるワシミミズクの保護に貢献するため、ÖBB は自ら率先して 50 キロメートルに及ぶ電柱を絶縁し、フクロウを致命的な感電から守りつつ、鉄道網での停電を防ぐ取り組みを進めました。。 

TE Connectivity は、配電保護分野におけるパイオニアおよびリーダーとして、野生動物と設備の両方を守る信頼性の高いソリューションを提供しました。 

大雪が降るこの地域では、その厳しい環境条件のため、ÖBB は高湿度と激しい温度変化に耐えうる絶縁カバーを探していました。このプロジェクトでは、信頼性が最も重視されました。

野生動物への悪影響や電力システムの損傷の原因となる短絡を防ぐ完全な絶縁が求められていました。

16800

注文された鳥類カバーの数

500 km

絶縁された線路の距離

650

保護対象のワシミミズクのつがいの数

長年の経験をもとに、TE の専門家が、お客様の技術的な課題や環境上の課題を解決する野生動物および設備保護のソリューションを提案しました。 

ÖBBは絶縁保護した 50 km の線路での故障率が大幅に低下したことを確認しました。そしてその結果、絶縁保護する距離を、当初のプロジェクトよりも 10 倍、つまり5 年間で 50 km から 500 km に延長することを決定しました。

多岐にわたり試験された TE の頑丈で汎用的な鳥類カバーのおかげで、ÖBB は絶滅危惧種のワシミミズクを保護しながら鉄道網の停電を防ぐことに成功し、故障率の低下により顧客サービスがより一層向上しました。

配電カバーはホットスティックで取り付けられるスマートなデザインであるため、施工トレーニングをしなくても、製品を素早く簡単に取り付けられます。