絶縁と保護を提供する信頼性の高い多目的熱収縮チューブ
DWFR (二層構造難燃性) 熱収縮チューブは、UL VW-1 の厳しい燃焼性要件を満たす二層構造製品です。VW-1 を満たす一層構造熱収縮チューブ製品は数多く存在しますが、TE ではこの高レベルの耐火性を満たす二層構造製品を提供しています。DWFR 熱収縮チューブは電気的絶縁性と機械的保護を提供すると同時に、湿気にも耐えます。熱収縮率が 3:1 のタイプと 4:1 のタイプが用意されており、内部層はさまざまな基材に接着接合します。このような特性を持つ DWFR 熱収縮チューブは、幅広い用途の要件に応えます。
概要
DWFR 二層構造熱収縮チューブは、ポリオレフィン製のジャケットと熱可塑性接着剤の内部層で構成されています。VW-1 グレードを満たしており、TE が提供する幅広い二層構造熱収縮チューブ製品の中でも独特です。
DWFR 熱収縮チューブの適用は簡単です。少量生産の場合は、熱風ツール (ヒート ガンと呼びます) を手で持つか卓上に据え付けて使用できます。TE では、さまざまなモデルのヒート ガンや、気流を誘導して熱を反射するアクセサリをご用意しています。
熱収縮チューブを配線またはコンポーネントにかぶせてから、熱収縮チューブに熱を当てます。
DWFR 熱収縮チューブが加熱されると、接着ライニングが溶融し、外部ジャケットが収縮するにつれて接着層が流動します。熱収縮チューブが適切に取り付けられると、収縮した熱収縮チューブのそれぞれの端から接着剤が流れ出します。
大量生産環境をサポートするため、TE では精巧な加熱機器を幅広く取り揃えています。
製品の特長
- UL VW-1 グレードの高い難燃性があり、家電製品、自動車、商用電子機器、民生機器でユーザーの安全性を重視する場合に使用できます。
- 収縮率が 3:1 のタイプと 4:1 のタイプがあり、設計の多様性が向上します。また、少数のサイズで幅広い基材の直径に対応できるので、在庫要件とコストが削減されます。
- 照射ポリオレフィン製のジャケットと熱可塑性接着剤の内部層によってコンポーネントやその他の電気接続および結線を電気的に絶縁し、環境的に密閉して保護します。
- 熱可塑性接着剤の内部層はさまざまなプラスチック、ゴム、金属に接着し、コンポーネントや相互接続を密閉・保護して湿気の侵入を防ぎます。
- 収縮前内径が幅広く (3 mm ~ 52 mm)、さまざまな用途に適しています。
- DWFR 熱収縮チューブは TE の熱収縮チューブ製品ラインを拡張します。TE は、長年にわたって数多くの用途や市場向けの熱収縮チューブ ソリューションを幅広く提供しているグローバルな業界リーダーです。