製品詳細
堅固な性能、薄型設計
耐破壊スイッチは、その多くが管理・監視の対象とされていない、公的領域のあらゆる場所で使用されています。用途は広範囲に及び、エレベータやリフトからキオスク、セキュリティ アクセス システムまで、ほぼどのような用途でも使用できます。
スイッチは最も酷使される電子部品のひとつです。 数ある部品の中でも独特なこの装置は、使用者と機械をつなぐ重要なインタフェースです。スイッチのカテゴリの中に、他のスイッチより格段に高い使用頻度に耐えなければならないものがあります。それは耐破壊スイッチです。その用途にかかわらず、この種のスイッチには堅牢な機能性、信頼性の高い性能、堅固な防御が求められており、簡単に取り付け可能で使いやすい必要もあります。何にも増して要求されるのは、装置を意図的に破壊・改ざんしようとする悪意ある行為から確実に防御することです。
ほとんどの耐破壊スイッチは丸型の押しボタンです。 スイッチのフレームとアクチュエータはステンレス鋼製で、機械的強度と耐薬品性を兼ね備えています。過酷な使用にさらされるスイッチの部品として、アクチュエータの形状は一般に、誤用される可能性が小さく、破壊者が損壊行為をしにくいような形をしています。
アクチュエータを薄型に設計すると、スイッチとパネルの間隔が狭くなり、ドライバやその他の細い工具による損壊を最小限に抑えられるほか、アクセスも容易になります。破壊防止スイッチとも呼ばれるこれらのスイッチは、前面取り付け方式でパネルに取り付けられます。固定ナット (ジャム ナットとも呼ばれます) をパネルの裏に安全に隠すことで、スイッチの滑らかな外観がさらに強化されます。
ほとんどの場合、耐破壊スイッチは、外部セキュリティ システムなどの用途で、風雨にさらされる場所に設置されます。これは、スイッチの材料が酷使だけでなく過酷な自然環境にも耐えなければならないことを意味します。機器内の精密な電子部品を長期にわたって確実に守る信頼性を確保するために、適切な材料を使用することが極めて重要です。
これを実現するには、単純な防水設計だけでは不十分です。 強力な接着剤や可燃性の液体 (これらはどちらも機器を損傷させる可能性があります) などのより悪質な物質から装置を守るソリューションを開発する必要があります。これら以外にも、ある特定の用途に適したタイプのスイッチを開発する際に考慮しなければならない危険要因があります。
適切なスイッチを選ぶには、まず、耐破壊スイッチのアクチュエータが装置への液体の侵入を抑制または防止するためにどのように製造されているかを精密公差の観点から理解します。強力な化学薬品に耐えるシーリング材をスイッチに使用することもできます。堅固な防御と信頼性の高い性能に加えて、耐破壊スイッチには目を引く魅力的なデザインも必要です。こうしたスイッチは暗い場所で使用されることもあるため、そのスイッチによって何をどのように操作できるのかを人々が理解できるようなデザインにしなければなりません。
TE が設計・製造している幅広い耐破壊スイッチのラインナップは、信頼性と操作しやすいユーザ フレンドリなインタフェースに重点を置き、厳格な仕様に準拠して作られています。また、その材料は装置を確実に守り、動作寿命を最適化します。
機器内の精密な電子部品を長期にわたって確実に守る信頼性を確保するために、適切な材料を使用することが極めて重要です。
TE の耐破壊スイッチは、「取り付けて放置」ソリューションとして設計されています。 これは、装置が潜在的な危険にさらされていて、生産量を増やすためにより的確なコントロールが必要とされる場合に重要です。
たとえば、工場などの過酷な環境において、TE の耐破壊スイッチは極限的な条件下での連続使用に耐えます。エレベータや電子キオスクなどの利用頻度の高い技術においては、長期にわたる信頼性を提供します。
機器の構成部品の故障に伴うコストは、修理や交換の観点だけでなく、故障した部品の交換による予定外のダウンタイムや遅延という観点でも多額になる可能性があるため、TE の耐破壊スイッチの製品ラインは、振動、高速に稼働する機械、腐食性液体の何があろうとも期待どおりに動作することを目指して開発されています。
TE の耐破壊スイッチの製品ラインナップをご覧ください 。目的の設計に最適なソリューションが必ず見つかります。