業界最小クラスの自動車用圧着端子・コネクタ・ヘッダ システムであるPicoMQSコネクタシステムにより、 最適な性能、最小限の実装スペース、製造の容易性を実現
公開
03/30/23
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オートモーティブ事業部 中林
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ドイツ、ベンスハイム
2023年3月30日
自動車に搭載される電気部品の増加に伴い、自動車産業は、性能に影響を与えずに部品実装サイズをいかに小型化し軽量化できるかが課題となっています。このようなニーズに応えるため、コネクティビティおよびセンサ分野において世界的なリーディングカンパニーであるTE Connectivity(NYSE: TEL、本社:スイス、シャフハウゼン、以下TE) は、自動車用小型コネクタシステム PicoMQS を開発しました。PicoMQSコネクタシステムは、車載向け堅牢性、車両設計ごとに最適化された高性能を兼ね、最小限の実装スペースと製造の容易性を実現するインタフェース向けに設計されています。特に、高振動および高温に伴う過酷な自動車用途に適しています。
革新的なソリューションである自動車用小型相互接続システムPicoMQSは、米国「Electronic Products」誌のインターコネクト部門で2022年の「プロダクト・オブ・ザ・イヤー(Product of the Year)」を受賞しました。今回の受賞は、アプリケーションや業界における重大な課題を解決する製品性能に加え、最終用途のアプリケーションに対して設計と性能における革新性を基準に選出されました。
TE のプロダクトマネージャーであるBoris Ketscher (ボリス・ケッチャー)は次のように述べています。「部品のサイズと重量を削減することで、車両の性能と燃料の経済性にプラスの影響を与えることができるため、OEM がより小型化されたソリューションを求めるのは当然のことです。TE の PicoMQS自動車用小型コネクタシステムは、まさに業界のニーズに応えるものであり、要件を満たしている優れたソリューションです。」
自動車用小型相互接続システムPicoMQSは、既存の 0.5mm コネクタシステムより、クリンプ長を 55% 削減し、パッケージの重量を 78% 削減することで市場最小クラスの自動車用圧着端子、コネクタ、ヘッダ システムとなっています。
PicoMQS コネクタシステムは、ヘッドランプやステアリング ホイールユニット、車両カメラなどが含まれる車両サブシステムまたはモジュール(通称「ブラックボックス」)内の接続で使用されます。さらに、EVバッテリー管理システムでよく使用されるフレキシブルフラットケーブル(FFC)やフレキシブル基板(FPC)に対応し、コンパクトに複雑なバッテリー形状まわりの配線を容易にします。
PicoMQS コネクタシステムは、高い実績を持つ NanoMQS および MQS コネクタシステムの製品群に加え、1.27 mm のピッチと0.46 mm の空間および沿面距離を備えた革新的な車載用の相互接続システムです。PicoMQS のリセプタクル端子は、0.5 x 0.4mm タブ用に設計されており、0.13 から 0.22mm2 のワイヤに対応しています。TEは、小型化された車載用のコネクタシステムを開発し、自動車産業向けの車載コネクティビティソリューションを提供します。
詳しくは、te.com/automotiveをご覧ください。