TE では、Open Compute Platform Project V2 をサポートする合理化された電力ソリューションを設計しています
エンジニアリングの専門技術を活用して業界をリードするプラグ アンド プレイ ソリューション提供し、業界全般にわたってデータ センタ設計に活力を与えています。
November 18, 2015
このたび、コネクティビティの世界的なリーダーである TE Connectivity (TE) は、Open Rack V2 に対応した電力の相互接続ケーブル アセンブリを発表いたします。この製品は新しい接続ソリューションであり、Open Compute Project (OCP) バージョン 2 に準拠したデータ センタ インフラストラクチャに電力を供給する目的で設計されています。OCP は、演算、ストレージ、およびデータ センタの各ハードウェア設計について規定した開発規格です。これを利用することで、開発コストを最小限に抑えながら、互換性と拡張性の高い製品を製作することができます。TE は数十年に及ぶエンジニアリングの経験に加え、業界でも最大規模のコネクタ ポートフォリオを提供することで得られる応答性と機敏性を持ち合わせています。これにより、OCP コミュニティに対する電力ソリューションの提供では、業界をリードする存在となっています。
TE のバス バー クリップおよびケーブル アセンブリは、OCP 対応のパワー ソリューションでは他をリードする製品であり、Open Rack V1 仕様との完全な互換性および Open Rack V2 仕様との前方互換性を持ち合わせた唯一のソリューションです。電力の相互接続ケーブル アセンブリ ソリューションには、信頼性の高い TE の CROWN CLIP Jr. バス バー コネクティビティ製品と MULTI-BEAM XLE 電力コネクティビティ製品が組み込まれています。
Open Rack V2 に対応した電力の相互接続ケーブル アセンブリはプラグ アンド プレイ ソリューションを提供する目的で設計されており、配電用のプリント基板 (PCB) が排除され、ラック内のバス バー数が 3 本から 1 本に削減されているため、コストが低減され、配電インフラストラクチャが合理化されます。TE の電力相互接続ソリューションは、OCP に対応する標準化されたプラットフォームとして設計されており、シンプルでありながらカスタマイズ可能な設計になっています。このソリューションは OCP バージョン 2 で要求される仕様を超えているため、広範な市場用途での利用が可能であり、OCP 設計を持つすべてのデータ センタに対応できます。
TE Connectivity の Data and Devices 部門で製品管理担当副社長を務める Eric Himelright は、「OCP について言えば、当社の目標は、当社が持つ電力とデータの接続性に関する専門知識をコミュニティに提供し、業界をリードする包括的なデータ センタ設計の基準作りという形で貢献することです。当社のバス バー クリップおよびケーブル アセンブリは、OCP 設計との完全な互換性を持つ唯一の電力接続ソリューションであり、シンプルさと組み立てやすさを向上させることができます」と話しています。
TE のバス バー クリップおよびケーブル アセンブリは抵抗および電圧降下を低く抑えながら 120 A の配電を行い、低エネルギ消費量と運用コストの削減に対応した、より効率的な電源供給ソリューションを実現します。特に TE の CROWN CLIP Jr. コネクタはシステム ラックのバス バーと接続するように設計されており、絶縁されていないバス バーへの直接的な活線挿抜接続が可能です。また、TE の MULTI-BEAM XLE コネクタは、従来よりも厚くて伝導率が高い新しい材質でできた活線挿抜可能な 3 ビーム端子システムを特徴としています。Open Rack V2 に対応した電力の相互接続ケーブル アセンブリは標準化された部品として提供されていますが、TE では多数のケーブル アセンブリ構成を取り揃えているため、標準化されたプラットフォームだけでなく、お客様に固有のさまざまな設計要件にも応えることができます。