システムを停止せずにコンポーネントの活線挿抜を可能にし、省スペース・冷却コストの削減を実現
公開
03/14/19
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データアンドデバイス 川前 貴裕
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スライディング パワー コネクタ
接続およびセンサの世界的なリーダーであるTE Connectivity (NYSE:TEL) の日本法人タイコエレクトロニクスジャパン合同会社(本社:神奈川県川崎市)は、本日、スライディング パワー コネクタを発表しました。この製品は、システム全体の電源を切らずとも、サーバーの中にあるドロワー内のコンポーネントの活線挿抜を可能にする、このタイプで唯一のコネクタです。このスライディング パワー コネクタは、ハードディスクドライブ、電源装置、ラック、サーバー、ストレージ装置やその他高電流アプリケーションに対応するよう設計され、このコネクタを使用することで、
ドロワー内のコンポーネントを交換するときなどに通常必要となるシステム停止時間が不要となるため、運用コストを大幅に削減できます。
スライディング パワー コネクタを使用することにより、ドロワー内に大型のケーブルを配置する必要がなくなり、通気スペースを広くとることで、全体的な冷却コストが削減されます。また電源からサーバー間を直接繋ぐことにより、ケーブルによる電圧降下が改善され、エネルギー効率も向上します。さらに、ケーブル接続を最小化することにより、電源の導通不具合が発生しにくいシンプルな設計を採用し、信頼性が高いコネクタを実現しました。
「もし重要なサーバーシステムコンポーネントが故障してしまった際には、IT専門家は新しいコンポーネントを迅速かつ効率的に交換する必要があります。」と、TE Connectivityのデータアンドデバイス事業部のプロダクトマネージャであるAmy Wilsonは述べています。「TEのスライディング パワー コネクタは、コンポーネント交換作業中にサーバーの電源を切ることなく対処することで、この要件に対応しています。」