Q: TE の Bowthorpe 配電用サージ アレスタは、どの仕様で設計され、試験されていますか?
A: 当社の配電用サージ アレスタは、IEC 60099-4 Ed 3.0 規格 (2014 年版) の最新版に基づく設計と試験を経て最適化した酸化亜鉛ギャップレス サージ アレスタです。最大 36 KV の定格電圧 (Ur-kV) の用途に使用できます。
Q: この配電用サージ アレスタはどのような用途に使用できますか? また、一般的な用途は何ですか?
A: 最大で 40 kV の中電圧での過電圧保護に使用できます。多くの過電圧は、主に落雷または配電網でのスイッチングに起因しています。当社の配電用サージ アレスタは内部的にも外部的にも使用できます。一般的な用途として、柱上変圧器、中電圧配電網のケーブル接続点までの架空配電線、過電圧や絶縁損傷からの保護を必要とする高価な資産に隣接する領域での使用があります。
Q: この配電用サージ アレスタの主な特徴と利点は何ですか?
A:
- 酸化亜鉛バリスタ ブロック、ファイバ強化ポリマ (FRP) 製ロッド、シリコーン ゴム ハウジングによるケージ構造に基づく設計としています。
- 開発面では、革新的な断路器設計の採用があります。これにより、市場にある他の多くの断路器と比較して、輸送と保管が容易になっています。
- 直接成形したハウジングによって湿分の侵入を防止し、初期不良のリスクを低減して、長期の耐用年数とメンテナンス コストの低減を図っています。
- 短絡状態で機能する安全故障モードを搭載しています。安全故障モードでは安全性が最優先課題です。当社の目標は、人命の安全を確保することです。
- 汚染環境を考慮して専門的な設計とした、秀逸な疎水性シリコーン ハウジングを採用しています。これにより、優れた汚染処理特性を実現し、経年効果を最小限にしています。産業領域、沿岸地域、砂漠地帯で使用しても、長期の耐用年数が得られます。
- EU 域内のラボで、IEC60099-4 Ed 3.0 (2014 年版) - DH Classification に基づいて、独立系ラボ認定の製品型式試験を完了しています。
Q: 特定の用途や顧客の仕様に適した配電用サージ アレスタを選択するにはどうすれば良いですか?
A: 配電用サージ アレスタの選択は、必ず顧客のアレスタ仕様を出発点とします。製品の選択については当社までご相談ください。必要な過電圧保護を実現し、配電網が停止するリスクが最小限になるように最適な製品を選択するには、配電網やシステムの具体的なパラメータが必要です。システムのパラメータとして以下が考えられます。
- システムの動作電圧
- システムのアース状態、堅牢性、アース抵抗、絶縁状態など
- 一時的過電圧 (TOV) のレベル、または地絡の要因
- 地絡の条件、最大地絡電圧、地絡の継続時間、地絡の要因。
- 保護対象とする機器の基本絶縁レベル (BIL)
- アレスタの接続 (アースに対する位相)
- 対象領域の汚染度
- 配電線とアースとの接続方法 (付属品の選択)