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805M1 は ±20 g および ±500 g のダイナミック レンジで利用でき、12 kHz まで平坦な周波数応答を実現しています。 この加速度計は、TO-5 ヘッダ構成のハーメチック構造を採用しています。モデル 805M1 は、全面的にシールドされたハウジングに安定性の高いピエゾセラミック結晶と省電力の電子回路が組み込まれており、数多くの埋め込み OEM 用途に適しています。接着取り付けとスタッド取り付けの 2 種類の構成が用意されています。
モデル 832 と 834 のデータシートには、使用温度 -40°C ~ +125°C と表示されています。当社では -55°C まで下がる場合があり、下限 -40°C では不十分です。この要件を満たす製品はありますか?
当社では -55°C でバイアス試験を行いました。温度による 832-0500 の 直流バイアス変化の試験結果を以下に示します。-55ºC の 直流バイアスは 25ºC の時と比べると約 0.5% 変化しています。
25ºC | -55ºC | |
X 軸 | 1.7423 V | 1.7535 V |
Y 軸 | 1.7412 V | 1.7477 V |
Z 軸 | 1.7928 V | 1.8035 V |
-55ºC における総供給電流値は 4.1 uA で、これは仕様の範囲内です。ただし、温度が -55°C まで下がる連続使用の場合は、モデル 832M1 と 834M1 をお勧めします。
モデル 832 と 834 を基板に取り付ける手順を詳しく説明してください。当社の基板アセンブリ部門では、この部品を手作業ではんだ付けすることを検討しています。データシートには「この加速度計は高温のはんだリフロー プロセスを通過できない」と記載されており、手作業のはんだ付けが推奨されています。これについて、もう少し具体的に説明してください。
この注意事項は、リフローはんだ付けの後に、出力に感度シフトが生じる可能性があることを示しています。ユニットはリフローはんだ付けプロセスを無事に通過します。このプロセスに対して注意を呼びかけているのは、リフローはんだ付けの後に 1 ~ 2% の感度低下が確認されているためです。当社のリフロー時の温度プロファイルは、RoHS 指令に適合する無鉛はんだを使用しているため、ピーク温度は +250°C です。リフロー プロファイルの温度がこれより低いと、感度シフトは無視できるほど小さくなる可能性があります。Sn63 (共晶点 183°C) または Sn62 (共晶点 179°C) などの有鉛はんだを使用すると、ピーク リフロー温度が +210°C (最長 60 秒間) を超えることはありません。したがって、リフローはんだ付けができます。
当社では、回路を保護するためにプリント基板をコンフォーマル コーティングしますが、モデル 810M1、820M1、832M1、834M1 のコンフォーマル コーティングで何か注意することはありますか?
コンフォーマル コーティングに問題はありません。振動質量システムと電子装置は、すべてカバーの下でハーメティック シールされています。
モデル 810M1、820M1、832M1、834M1 をコンフォーマル コーティングした後で、プリント基板を熱処理できますか?
はい。モデル 832M1 は、+93°C でオーバーナイトの熱処理をしても問題ありません。当社では、製造中に +121°C で24 時間の熱処理を行います。
ゼロ g 出力時の加速度計出力は、電源電圧 2 V ですか?そうすると、負の加速度の場合、0 に近づくものの負にはならないということですか?
そのとおりです。出力は通常、バイアス電圧 ±1.25 V 程度でスイングします。励起電圧 3.3 V の ±100 g レンジの加速度計 (バイアス電圧 1.65 V) では、出力は通常 0.4 V から 2.9 V の間です。
TE Connectivity は、モデル 832M1 と 834M1 の高温バージョンを提供できますか?
できます。当社では、電流消費 60 uA で、使用温度範囲 -40°C ~ +150°C の高温バージョンをご用意できます。モデル番号は 832HT と 834HT です。
振動センサのプリント基板への取り付けを補強するため、はんだ付け後に外辺部に構造用エポキシを使用すると、センサの振動応答に影響しますか?良い補強テクニックがあれば教えてください。
センサの振動応答に影響はありません。実際、当社では、はんだ付け後にセンサ取り付け部を補強することをお勧めしています。通常、お客様には Loctite 4501 などの低粘度シアノアクリレート系接着剤の使用をお勧めしています。エポキシが加速度計の下に入り込み、プリント基板とのギャップを埋めることができます。
ボード マウントに対応した加速度計 (モデル 810M1、820M1、832M1、834M1) で優れた高周波数応答を達成するには、どのような取り付け方と材料が適していますか?
優れた高周波数応答を達成するためには、加速度計を測定対象の構造に直接取り付けることをお勧めします。接着剤を使うと加速度計を確実に取り付けることができます。プリント基板の下にある出力パッドに短絡が発生しないように注意してください。また、加速度計をセラミック基板またはハイブリッド基板に取り付けると、優れた周波数応答を達成できます。FR4 材料は測定システムに共振を起こす可能性があるため、広い帯域幅を測定する必要がある用途では、FR4 基板の使用は避けてください。出力パッドにワイヤが取り付けられている場合は、一定間隔でワイヤをしっかりと固定して、ケーブルができるだけ動かないようにしてください。ケーブルの動きにより、ノイズが生じたり出力信号に共振が起こる可能性があります。
モデル 832 と 834 加速度計のはんだパッドのめっきは、どのような材料構成ですか?
プリント基板トレースは、ニッケルめっきと金めっきが施されたチタン・タングステン合金です。50 ~ 350 マイクロインチのニッケル (適用規格 AMS-QQ-N-290、クラス I) 上に、最小 50 マイクロインチの金 (純度 99.9% 適用規格 MIL-G-45204、タイプ III、グレード A) の 2 層めっきです。
IEPE モデル 805 および 808 加速度計の励起回路で使用する阻止コンデンサの推奨容量を教えてください。
コンデンサの容量は 10 µF が適切です。
エポキシを使ってモデル 805 および 808 を測定対象物の表面に直接取り付けできますか?
モデル 805 および 808 シリーズ加速度計のアウター ケースは、接地回路に接続されています。取り付け表面が非導電性であれば、問題ありません。取り付け表面が導電性の場合は、取り付けの際にグランド ループが起きないよう注意する必要があります。グランド ループの問題を回避するため、導電性表面への取り付けには、オプションの絶縁マウント ケース (下図を参照) の使用をお勧めします。
モデル 832 および 834 シリーズ加速度計のデータシートでは、励起電圧範囲が DC 3.3 ~ 5.5 V となっています。それより低い励起電圧で加速度計を使うことはできますか?
当社のエンジニアにより、これらの加速度計は最小励起電圧 DC 2.7 V で使用できることが確認されています。データシートには、多少の余裕を含めて 3.3 V と指定されています。当社では、過去に加速度計の信号準備試験も行っています。信号は 30 ミリ秒で最終値の 98% に達しました。オーバーシュートは見られていません。それは、フィルタ処理によって決まる単極反応特性の特色です (時定数の 3 倍経過後 95%)。
前の質問に関連して、低励起電圧はフル スケール測定範囲に影響しますか?
モデル 832 および 834 シリーズ加速度計は、DC 3.3 V のバッテリー電源で最適な性能を発揮するように設計されていますが、DC 2.7 ~ 5.5 V の励起電圧範囲 (ExcV) の電源でも動作できます。ただし、DC 3.3 V 以外の励起電圧では、バイアス電圧が励起電圧として機能するため、加速度計のフルスケール範囲に影響します。
次の公式は、DC 3.3 V 以外の励起電圧を使用する場合に、加速度計のフルスケール範囲の計算式として利用できます。
フルスケール範囲 (g) = [ExcV – 0.3 V - (ExcV/2)]/感度 (V/g)
計算例: モデル 832-0200、Z 軸感度 6.41 mV/g および励起電圧 DC 2.8 V
フルスケール範囲 = [2.8 V – 0.3 V - (2.8 V/ 2)]/0.00641 V/g = 172 g
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