フェルールやタブでより線を保護

フェルールとは、柔らかい金属チューブで、被覆除去したワイヤの端に圧着して端子内部のより線の摩耗を防ぐことのできる圧着端子です。ほとんどのフェルールは銅でできています。フェルールは通常スズでめっきされており、フェルールのサイズ (直径と長さ) は特定のワイヤ ゲージによって決まります。電気フェルールは一方の端がフレア状になっています。このフレアが、フェルールに挿入された個々のワイヤより線を集めて束ねます。通常、プラスチックでできた円錐形のケーブル導入口スリーブで覆われ、フレアはすぐには視認できません。このプラスチック製のスリーブが、ワイヤ絶縁被覆からフェルールへの移行部になります。プラスチック スリーブは絶縁被覆を損なわず、従来の圧着接続とは異なり、取り付け時に絶縁被覆は圧迫されません。ほとんどのフェルールはワイヤ サイズ別に色分けされています。

フェルール端子の種類

当社では、さまざまな用途で使用できるように設計されたフェルール、ピン端子、ワイヤ クリンプ、SHUR プラグ、絶縁スリーブとリセプタクル、ソケット、タブを幅広く取り揃えています。圧着されていないワイヤとは異なり、電気圧着フェルールは接続部が圧着されています。これはワイヤの耐酸化性を高めることを目的としており、接続部の寿命を延ばして全体的な信頼性を向上させます。ワイヤ フェルールはねじ式端子台と組み合わせて取り付けられる場合が多く、自動車や産業技術で広く使用されています。圧着端子ピン (ワイヤ ピン コネクタとも呼ばれます) は絶縁被覆の上から圧着されています。ピン領域の直径は通常、ワイヤより小さくなります。圧着ピンおよびタブの機能はフェルールとほぼ同じですが、ワイヤがフェルール チューブではなくワイヤ バレルで圧着される点が異なります。ワイヤ バレルと絶縁被覆の機能は他の端子と同じです。TEではフェルール端子用の圧着工具を製造しております。組み合わせて使用することで、端子を適切に取り付け、高い性能を引き出すことができます。