PIDG 端子およびスプライス: 結線の信頼性
PIDG 端子およびスプライス (事前絶縁ダイヤモンド グリップ) は、一貫性のある高水準の信頼性が要求される、難易度の高い回路環境に適しています。PIDG 端子およびスプライスは、ナイロンまたは PVC で絶縁された銅製ボディと、ワイヤ被覆に圧着してサポート性を強化する銅スリーブで構成されています。独自の設計により被膜や導線に損傷を与えることなくワイヤをどの方向にも曲げることができます。
利点
PIDG 端子およびスプライス
- ナイロンまたは PVC 絶縁体、スズめっき
- 銅製絶縁サポート スリーブ
- ワイヤ レンジ: 26 AWG ~ 10 AWG (0.12 ~ 6.64 mm2)
- 動作電圧: 300V
- 温度定格: 標準最大 105°C、PVF2 最大 150°C (最大 288°C の PTFE 絶縁およびニッケルめっきも使用可能)
- UL および CSA 認定済み
- 多くの PIDG 端子およびスプライスは軍用規格承認済み: ASM7928
- 耐振動性。ワイヤに損傷を与えることなくあらゆる方向に湾曲可能
- 絶縁体は、油分 (グリーズ、油脂など) に対する耐性と高い絶縁耐力を備えています。
- ワイヤ バレル内のセレーションにより、導線との最大の電気接触と引張強度が得られます。
- ワイヤ挿入口はロート状になっており、被覆を剥いだより線も挿入しやすくなっています。圧着プロセスの高速化に貢献します。
- 絶縁スリーブとそれに対応するツーリングは、ワイヤ サイズによって色分けされて簡単に識別できます
- 「C」クリンプは厳しい使用条件向けに TE が設計したものです
このガイドでは、特にはんだ付けが不要なクローズ バレル端子を説明しています。これは簡単で明確な図を使用した実用的なガイドラインで、圧着端子またはスプライスを毎回正しく扱えるようになります。このガイドでは、圧着においてやるべきことと禁止事項が図で説明されており、また広範な TE Connectivity の製品ラインナップで販売されている適切なケーブル、端子、および工具を使用することの利点も説明されています。
300 V
105°
MIL
信頼性の高い圧着。 圧着ダイの設計と端子の構造により、圧着領域の中心に圧力を均等に伝えることで、圧着圧の下で均一な絶縁厚を維持できるようになっています。その結果、外観と性能の面で同等の圧着と端子が実現します。PIDG 製品では、リング端子・スペード端子・フランジ付きスペード端子・スロット付きリング端子・スプライス端子のほか、さまざまな形状やサイズを取り揃えています。
電気機器組み立ての世界では、ワイヤを端子に圧着させるよりも簡単に思える作業はほとんどありません。剥き出しにしたワイヤのより線の周囲のワイヤ バレルを圧着工具できつく押しつぶすと、1 つの均質な金属が形成されます。その単純さは、このはんだフリー端子が 70 年以上にわたって市場で最も普及しているコネクタの 1 つである理由です。ホワイト ペーパーをダウンロードして、詳細をご覧ください。
適用事例
- 計器/制御
- 照明器具
- 電源
- パネル ボックス
- トランスポーテーション
- 持ち上げ機器
- モータ
- エアロスペース
- 生活家電製品