TE Connectivity のマイクロサーモカップル温度センサについてご覧ください。
サーモカップル センサ
サーモカップル センサは、先端においてサーモカップルのジャンクションで接合された 2 種類の異種金属で構成されています。サーモカップルのジャンクションの温度がワイヤの先端温度と異なるときに、ミリボルトの信号が生成されます。このジャンクションが温度測定部になります。2 種類の金属のジャンクションに微小な電圧が発生するので、それを制御システムで測定して温度に換算できます。異種金属は個別に絶縁され、密着巻き 2 条構成を維持するためにオーバーコートが施されています。
サーモカップルの特長
- 広い使用温度範囲
- 温度範囲全体にわたって比較的一定の感度
- 業界標準の出力信号
- 最も多用される合金タイプを用意
- マイクロ サイズから重工業向けまでの多彩なサイズをご用意
- 金属シースとインダストリアル接続ヘッドのオプション
- モータ/発電機向けスタイルと樹脂産業向けスタイルを網羅
用途
サーモカップルには、次のような幅広い用途があります。
- 産業プロセス制御
- 商用オーブンおよびヒーター
- 家庭用アプライアンス
- ジェット エンジンの排気温度監視
- 特殊医療用途
注目製品
マイクロサーモカップル (MTC) センサ
カテーテルなどの医療用途では、特殊な特性を備えた小型温度センサが必要になります。当社のマイクロサーモカップル センサの特長は次のとおりです。
- 温度変化に迅速に対応する超小型サイズ
- 高精度および高信頼性
- 厳しい医療作業環境に耐えられる耐久性
- K タイプおよび T タイプのサーモカップル構成で使用可能
- マイクロサーモカップル センサには AWG#44 のサイズまで対応するさまざまなサイズがあり、溶接バージョンとはんだ付けバージョンを入手可能
- 非常に小さなカテーテル構成のサーミスタ アセンブリを代替可能
ステータ温度センサは、大型モータなどのさまざまな用途で高い安定性を発揮します。
よくある質問 (FAQ)
Q: 接地型サーモカップルの長所と短所を教えてください。
A: 接地型ジャンクションは、ジャンクションがパッケージング・保護ケース・金属ケースと接触します。これにより、応答時間は速くなりますが、接地された先端部は環境における起電力の影響を受けやすくなり、測定に誤差が生じる可能性があります。それに対して、非接地型ジャンクションは金属ケースと接触しないジャンクションです。応答時間は遅くなりますが、読み取り値の誤差も少なくなります。
詳しくはこちらをご覧ください: RTD およびサーモカップルに関するよくある質問 (FAQ)