SCL 熱収縮チューブ: ワンステップ防湿シーリング。

SCL はシーリングによりコーティングを施した熱収縮チューブであり、電気スプライス、結線、分岐、機械的接続に求められる耐湿性、ストレイン リリーフ、電気絶縁を提供します。

概要

SCL は二層構造チューブとして構成されています。外壁は半硬質架橋ポリオレフィンであり、内壁は加熱によって流動する溶融ポリオレフィンです。SCL を加熱すると、外部ジャケットは収縮します。内部の「シーリング」壁は溶融して流れ出し、表面の凹凸を埋めます。高温のうちにチューブを締め付けて塞ぎ、ワイヤ分岐を形成することができます。SCL は、多くの用途に適した耐飛散性と耐湿性を持つ被覆材になります。また、短時間であれば、一般的な溶剤や化学物質にさらされても問題ありません。施工されたチューブは、摩耗、振動、屈曲からの強力な保護を提供します。SCL チューブは、数少ないサイズ オプションでさまざまな用途に対応します。SCL は 125°C、600 V で UL 認可済みであり、AS23053/4 Class 1 の要件も満たしています。

特長

  • 2.5:1 および 3:1 の収縮率。
  • -55°C ~ +110°C の使用温度範囲。
  • 最低収縮温度: +125°C。
  • 最低完全収縮温度: +135°C。
  • 難燃性。
  • 125°C、600 V で UL 認可済み。
  • AS23053/4 Class 1 の要件に適合。
  • RoHS 準拠。

利点

  • ワンステップ防湿シーリング。
  • 脆弱な箇所の優れたストレイン リリーフと絶縁。
  • 摩耗、振動、屈曲からの強力な保護。
  • 耐飛沫性と耐湿性に優れた被覆材 (液体への浸漬は想定されていません)。

用途

  • 耐飛沫性や機械的保護を必要とする構成部品、スプライス、結線のシーリング。
二層構造熱収縮チューブ施工のデモンストレーション
二層構造熱収縮チューブ施工のデモンストレーション
熱収縮チューブ技術
高電圧用途における性能、安全性、信頼性を実現する熱収縮チューブ技術。