TE NEWS: Kries 社とのパートナーシップによるアメリカ向けのスマート電力網ソリューション

当社は Kries-Energietechnik 社と提携して、北米、中南米でスマート電力網ソリューションを提供します。

公開

06/20/22

メディアからの問い合わせ

Mandy Hartman

TE Connectivity

電話: +49 174 738 0957

電子メール: hartman.mandy@te.com

太陽光発電、風力発電、および電力網のオペレーターは、電力網および設備運用管理を効果的するために電力フロー情報を利用しています。 

オットブルン、ドイツ

接続およびセンサの分野で世界をリードする TE Connectivity (TE) と、ドイツに本拠を置く Kries-Energietechnik GmbH & Co.KG (Kries) は、北米、中米、および南米の大半、にて販売協定を締結しました。この協定により、当社はその地域において、より高性能で信頼性が高く持続可能な電力網を実現する、Kries 社の電力網監視製品ラインナップの独占販売会社となります。

 

電力網オペレーターおよび再生可能エネルギー設備マネージャーは、電力インフラストラクチャの老朽化、再生可能エネルギーへの送電網の高信頼性、電力網の稼働時間目標、施工者の安全性向上など、急を要する多くの課題に直面しています。当社と Kries 社の両社の製品ラインナップは、既存の電力網をデジタル化し、どこでどのくらいの電力が流れているかの情報について、便利なスマート電力網ソリューションを提供しています。これらのインテリジェント デジタル システムでは、電力網における故障や接続の弱点を特定でき、電力監視および設備管理のための効果的なツールを提供しています。その結果、多大な労力とコストのかかる電力網全体のアップグレードが不要になります。

 

「Kries 社は 28 年にわたり、電力網のデジタル化と、システム平均中断時間インデックス (SAIDI) の効果的な削減において、世界で重要な役割を果たしてきました」と、Kries 社の CEO、創設者兼所有者である Gunter Kries は述べています。「アメリカでのTE 社とのパートナシップについて大変嬉しく思っています。TE 内でも特に定評のあるRaychem 電力ケーブル接続材をすでに信頼して使用している電力網オペレーター向けに、スマート ツールを導入する予定です。当社の一括ソリューションでは、故障位置、隔離およびサービス復旧 (FLISR) につき信頼できる情報を提供し、運用とメンテナンスのコスト、時間、労力を節減することができます。」

 

「このパートナシップは、お客様の電力維持を確実に支援するための 60 年にわたる当社の取り組みにおいて、重要な節目となります。よりスマートな電力網を実現することで、当社はアメリカにおける再生可能エネルギーへの移行を加速化させるお手伝いをします」と、当社のアメリカ エネルギー事業の副社長兼ゼネラル マネージャである Bijal Thakkar は述べています。

 

独占的パートナシップを通じて、当社は Kries 社の主要な 3 レベルのスマート電力網監視ソリューション: CAP-Line による持続的な電圧の監視と検出、IKI-Line による地中電力網と架空線網での故障検出、および PON-Line による変電所のリモート監視とフィーダ制御を提供します。これらの製品ラインナップは、変電所地中電力網、架空配電網などの用途において、当社の Raychem 開閉器用コネクタおよび高電圧用端末処理材と組み合わせて使用できます。

Kries 社

Kries-Energietechnik について

1994 年に Kries-Energietechnik は、開閉器の動作時の対人安全性を向上させ、配電網の故障を検出するために、配電網の監視ソリューションの開発を開始しました。配電網オペレーターは、SAIDI削減に不可欠な要素としてKries-Energietechnikの製品を頼りにしています。  Kries-Energietechnikはドイツのヴァイブリゲンに所在し、世界各地に子会社を持つ株式非公開会社であり、配電網のスマート故障検出およびインテリジェント監視システムの設計、製造、施工を専門としています。