PicoMQS 自動車用小型 インターコネクション システム

TE Connectivity (TE) の自動車グレードの PicoMQS 小型自動車コネクタ システムは、好評の NanoMQS および MQS 製品シリーズに新たに追加された最新のソリューションであり、最適化された性能、きわめて小型のパッケージング、容易な製造性が要求されるスペースが限られたシグナル インタフェースに適しています。PicoMQS インターコネクション システムでは、スペースが非常に限られた電子部品、ワイヤの短縮化、コネクタのパッケージ全体の縮小を可能にします。

1.27

1.27mm 極間ピッチ

78%

実装重量を削減 (MQS と比較)

LV214

Class 2 振動安定性を備えた、最小の LV214 認証圧着接続

PicoMQS 自動車用小型 インターコネクション システム

製品の特長

  • 1.27mm のピン対ピン ピッチ
  • SG2 振動グレード
  • 0.13mm²~0.22mm² のワイヤ許容範囲
  • 許容電流: 4A (90°C)
  • 0.5mm x 0.4mm のブレード サイズの嵌合
  • S 字曲げピン ヘッダ設計
  • 最高温度 130°C (Sn) / 150°C (Ag)
  • 自動車規格準拠 (LV214)
  • ロッキング ランス設計
  • 一次ロックおよび二次 端子ロック
  • クリック音が聞こえる コネクタ位置保証 (CPA) が可能
  • 12V のレベルでのクリアランス距離 とクリーページ距離
  • FFC 端子導入 予定

製品の特長

  • Class 2 の振動安定性、最高温度 130°C (Sn) /150°C (Ag) を備えた、自動車グレードの堅牢性。0.22 mm² ワイヤで 80° において最大 4 A の連続電流容量
  • スペースが限られた シグナル インタフェース向けに、クラス最高の小型化とスペース削減を実現し、パッケージ重量を 78% 削減 (MQS と比較)、1.27mm の極間ピッチ (30% 削減)、完全な LV214 認定とともに圧着長さを 55% 削減しました。
  • スクーピング防止 機能、二次ロック システム、Kojiri コネクタ設計による、最小の LV214 準拠の圧着接続 
  • ピン長さの 4mm 短縮化 (42% 短縮) による、ヘッダ ボード位置のカメラ制御のためのピン 挿入の自動化、S 字曲げはんだピン設計での、 製造の簡易化、品質とコスト効率
MQS 端子製品群

PicoMQS 端子

PicoMQS リセプタクル端子は通常、ヘッドランプ ユニットや ステアリング ユニットなどの広範な用途において、「ブラック ボックス」として知られる サブシステムやモジュールの接続に使われています。ブラックボックス (ヘッドランプや パワー エレクトロニクス) 用途に加えて、バッテリー用途で使用されます。この種類の用途に使われることもある民生機器のインターコネクション システムとは対照的に、実装最適化された PicoMQS リセプタクル端子とクリンプは、LV214 に従った耐衝撃性堅牢度 2 を満たすように設計されています。さらに、PicoMQS は 0.22 mm² ワイヤで最大 4 A に対応します。 

特長と利点

  • 0.13mm2~0.22mm2 のワイヤ許容範囲
  • 0.5mm x 0.4mm のブレード サイズの嵌合
  • 自動車規格準拠 (LV214)
  • SG2 振動グレード (非防水)
  • 圧着長さを 55% 削減
  • ロッキング ランス設計
  • 一次ロックおよび二次端子ロック
  • 最高温度 130C (Sn) / 150C (Ag)
  • 複雑なスペースの制限とモジュールの自動アセンブリ用 FFC 端子

PicoMQS コネクタ

TE Connectivity の PicoMQS コネクタ システムは、高電圧環境で堅牢かつ信頼性の高い接続を維持し、SG2 振動グレードに準拠しているため、ブラックボックス (ヘッドランプおよびパワー エレクトロニクス)、バッテリー用途などに理想的です。標準バージョンには 1 列コネクタ (2 ~ 10 極) が含まれます。

特長と利点

  • パッケージを最大 78% 小型化 (MQS と比較)
  • Kojiri コネクタ設計
  • 堅牢な スクーピング防止機能
  • 一次ロックおよび二次ロック システム    
  • LV214 認定

PicoMQS ヘッダ

TE Connectivity (TE) の 好評な MQS および NanoMQS コネクタ システムをベースにした PicoMQS ヘッダは、複雑なスペースの制限がある自動車用途向けに設計されており、1.27mm の極間ピッチを実現し、 TE の MQS と比較して最大 78% の PCB 設置面積の小型化が可能となっています。TE の S 字曲げはんだピンの設計は、スペース 使用とカメラ検査機能とのバランスを保ちます。 

特長と利点

  • S 字曲げピンが PCB スペースを最大 30% 削減 (Z&J タイプと比較)
  • 表面実装技術
  • ピン長さを 4mm 短縮 (42% 短縮)
  • スルーホール技術を利用可能
  • 圧入ピン技術 (NanoMultispring)
  • 1.27mm の極間ピッチ (30% 削減)
  • 2~10 極
PicoMQS 自動車用途

小型
小型コネクタ システム、PicoMQS が相互接続カテゴリで Electronic Products 誌の 2022 Product of the Year 賞を獲得。

適用工具

自動車グレードの 堅牢性を達成する際の課題は、 コネクタの構成部品だけでなく、ワイヤ結線と圧着処理まで及びます。つまり、 真の自動車グレードの耐振動性を生み出すうえで、 適用工具も重要な役割を果たします。ワイヤと端子サイズが小さくなるほど、 結線処理もますます複雑になります。薄いワイヤは非常に柔軟で、 取り扱い、正確な配置、ストリップが困難です。
 

さらに、 小さい端子サイズでは、高品質の圧着を行うためにワイヤ バレルの中に精密な ワイヤ配置を行う必要があります。クリンパとアンビル工具間の製造上の公差は、 フラッシュやねじれ、その他の不適合を生じる可能性があります。つまり、 端子の小型化に伴い、真の自動車グレードの圧着品質を達成するためには、 ワイヤ処理と圧着処理全体を見直す必要があります。 

 

PicoMQS 端子では、これを達成するために、開発段階初期から当社のアプリケーション ツーリング部門と協力を図り、完璧な構成部品と工具のソリューションを確実に提供できるよう努めています。圧着について言えば、これは当社の工具ソリューションが自動車規格に対してテスト済みであることを意味し、OEM の証明は必要ありません。 

FFC および FPC ケーブル結線装置

PicoMQS FFC 端子用

新しい半自動処理 FFC および FPC 結線装置は、PicoMQS FFC 端子用の新たな高性能圧着ソリューションを備え、高品質プロセス制御、互換性、パラメータの可視化を実現しています。

FFC および FPC 半自動結線装置
持続可能性
当社の環境管理によって業界の再構築が推進される様子を詳しくご案内します。